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カーネーションの善作さん「小林薫」土スタ

カーネーション第5週のサブタイトルは「私を見て」でした。
「私を見て」は、「スカシユリ」の花言葉です。

父親の善作(小林薫)は、根性悪いです。

糸子は、一晩でパッチ100枚という大仕事を引き受けました。
父親がちゃんと仕事をしないから、
家族のために引き受けた仕事なのに、
お父ちゃんは、糸子の仕事の邪魔をします。
糸子が反発すると、暴力まで振るいます。
お祖母ちゃんやお母ちゃんが手伝おうとしているのも邪魔をします。

糸子が稼いだお金は、当たり前のように自分の懐に入れてました。
ありがとうも言わんし、おつかれさんも言わんし、誉めません。

なのに、嫌いになれない。
前回の朝ドラ「おひさま」のお父さんは、
強くて優しくて、素晴らしいお父さんでした。

なのに、なんでやろ、
カーネーションのお父さんの方が好きなんだよな。
おひさまのお父さんと比べると、とんでもない頑固親父だけど、
なのに、なんでやろ、めちゃくちゃ魅力的なんです。
なんでやろ〜。
私って、悪い男に引っかかりやすいんやろか?

なんやかんや言いながらも、お父ちゃんは糸子の味方です。
神戸への意地かもしれんけど、財産売ってミシンを買ってくれました。
寝ようとしていた糸子を起こしてくれました。
ほんまに困ったときは助けてくれます。
糸子の仕事の邪魔をしたのも、商売の大変さを教えてたんだと思います。
だから、糸子もどんなに殴られても、どんなに怒鳴られても、
理不尽なことを言われても、お父ちゃんが大好きなんだと思います。

私も、小林薫パパが大好きです。
だから、お父さんが死ぬときのことを考えると寂しいです。
庄司照枝おばあちゃんも死んで欲しくないです。
麻生祐未お母ちゃんは長生きするみたいですね。

心斎橋百貨店の話は実話なんでしょうか?
洋裁をちょっと勉強した糸子が、何の実績もない糸子が、
「制服を作らせてください」と営業に行くんです。
その根性、その情熱、諦めないその精神、ホントすごいです。
糸ちゃんの頑張りを見ていたら力貰えます。

心斎橋百貨店は、大阪の「高島屋東別館」で撮影したそうです。
古い建物だけど、今でもかっこいい建物やと思いました。
よく見てると、昭和8年に開通した地下鉄(梅田〜心斎橋)の
告知ポスターが貼ってたりして、スタッフさんの芸も細かいです。



●11月12日土曜日の「土曜スタジオパーク」にお父ちゃんが登場。
なんちゅうか、小林薫さん、憎たらしいお父ちゃんそのまんま(笑)
いや、善作さんのほうがまだ愛想がいいかもしれません。
バラエティ番組にはあまり出ないらしく慣れてない感じでした。
司会の小田切千アナウンサーはものすごい気を遣っていました。
でも、小林さん、ビビる大木君をいじるのは楽しいみたいで、
ビビる大木君をからかっている時は笑顔。かわいらしかったです。

10月で撮影は終わったそうです。ビビる大木君が、
「善作が死んじゃうことが視聴者にばれちゃう」んかて言ってました。
やっぱり死んじゃうんだね。わかっていても寂しいわ。

脚本家の渡辺あやサンから小林薫さんにメールが届いてました。

実は私はいつも登場人物のことを半分くらいしかわかっていないのですが、 善作という人については特によくわかりませんでした。 小篠甚作さんという実在のモデルがあったので、なるべくご本人像をそのまま生かそう、自分にわからないからと言ってわかる形にねじ曲げたり歪めたりをなるべくしないようにしよう、ということだけを心がけて書きました。

ところが、そうすると、横暴なのに子煩悩、情けないのにいつもモテモテ、といった矛盾に満ちた人になってしまい、 困ったな、全然わからないなこの人、と思いながら無責任な話なのですが 、でも、小林薫さんだからどうにかしてくださるに違いない、と思ってわからないまま書き続けては台本をお送りしていました。言わば丸投げです。

その善作がかくも魅力的な人物になったのは、ひとえに小林さんが私の描写不足を埋めてくださった。 具体的にいうなら、あの何とも言えない愛嬌やペーソスそして色気のお陰であります。 映像の中に生々しく息づく善作との再会は脚本家としてこの上ない刺激と喜びでございました。 心よりお礼申し上げます。


それに対して、小林薫は、
「作家がわからないんだから俺達にわかるわけないじゃない」と。
善作の人物像を聞かれ困っていたので鬼の首を取ったような反撃(笑)
でも、その後、
「全部書き尽くしてしまわなくて、隙間があるほうが役者もやりやすい、とかいうことはあるんじゃないですか。役者もちょっとわかってないほうがいいじゃないですか。 全部埋まってると、画面いっぱいに絵が書きこまれてると息苦しいのと同じで隙間があったほうが」
と語られていて、脚本家と役者さんってこんな風に結ばれたりするんですね。

最後に司会者から番宣をお願いされる場面があったのですが、
「こんなんで視聴率あがるの?」と最後まで渋々なお父ちゃんでした。

【朝ドラ】カーネーションの感想