momocafe

HOME ブログTOP 恋愛占い


1999年から悩み相談室を運営しています。
相談室は参加型の掲示板になっています。皆様の知恵や経験が力になっています。よかったらお力を貸してください。

スポンサーリンク




「家政婦のミタ」最終回の食卓はアドリブ

三田さんが笑ったら、私が泣きました。

三田さ〜ん。
あの笑顔はずるいです。
あんな顔して笑うなんて、思ってなかったよ。

笑う、笑う、笑う、笑う、笑う
と最終回前にハードル上げて、上げまくり、大丈夫かいな、
と心配していたけど、大きなお世話でありました。

あんな美しくて、あんな優しい顔して笑うなんて。
罪作りな笑顔だと僻む人の気持ちもわかるくらい美しい。
でも、灯ちゃんは悪くないのにね。
ただ、一生懸命だったのに。
なのに、その笑顔を封印しなければならないほど
残酷な人生を歩まされて、せつないなぁ。

正直、最終回の前半は、強引な展開についていけなかったの。
あり得ないハチャメチャ振りは、家政婦のミタらしかったよ。
でも、「ミタお母さん」から「やっぱりうららちゃん」までが早すぎ。

コメディドラマだと思えば、私も一緒に笑えたんだけど、
すっかり三田さんと阿須田家に感情移入してしまっていたから、
あんなに「三田さんのことを守る」と言ってた子ども達が、
三田さんが自分たちの思い通りにならなくなると、
手の平返したように、態度を変えるのを見るのは寂しくって。

三田さんが、家を乗っ取ろうとしてるんじゃないか、
食事に毒でも入っていたんじゃないか、と疑いはじめるし、
最後には「私たちのお母さんじゃない」と追い出してしまうし。
いくら三田さんの戦略に乗せられてしまったとはいえ、酷い。

やっぱり血は繋がってないとダメなのかと寂しくなったの。
ちょっと考えれば、三田さんの戦略だってわかりそうなのに。
今まで三田さんの何を見てきたの〜と腹が立ってきたのよ。

でも、三田さんがうららちゃんを何度も殴って、
うららちゃんが、「何やってんのよ、アンタ!」と怒って、
泣きたいなら泣いてください。
怒りたい時には怒ってください。
ご機嫌を取ったり、顔色を伺ったりせずに、
素直に感情を見せてください。

と三田さんがうららちゃんに言っているのを聞いて思ったの。

失って初めてわかる大切さがあるように、
痛い思いをしなければ、出せない感情や気づかない思いってあるんだなって。
それを知るためには、必要な前半だったんだと納得しました。

そこからの展開は素晴らしかったです。
涙、涙です。
三田さんの石は、きいちゃんの宝箱には入らなかったけど、
三田さんの宝物になりました。灯りになりました。
ちょっぴり寂しいけど、あれでよかったんだと思います。
自分をずっと信じて見守ってくれている晴海さんを
三田さんはひとりにできないだろうしね。

それにしても松嶋菜々子はすごい。
ストーリーも音楽も演出もよかったよ。(とくに予告)。
他の役者さん達も光ってたよ。(とくにきいちゃん)。
「承知しました」は流行語大賞に推薦したいよ。
でも、松嶋菜々子じゃなかったら視聴率40%は、いってないと思う。
ミタさんキャラは、けっこう誰でも真似できそうだけど、
それはやっぱり真似なんだよね。超えることはないと思う。

阿須田家ファミリーも最高でした。
成長したんだか、してないんだか、よくわからないけど(笑)
とりあえず、最後の業務命令は、お父さんらしかったし。
最後の最後まできいちゃん(本田望結)は可愛いかったなり。

三田さんと阿須田家の最後の食事。
三田さんが笑った食卓。
子ども達ひとりひとりが、三田さんに話しかける台詞は、
子ども達のアドリブだと聞きました。
阿須田家だけでなく、役者さん達もこのドラマで成長したんだろうね。

大変よくできたと思います!!

【ドラマ】2011年秋ドラマの感想