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「武士の家計簿」加賀藩の堺雅人と仲間由紀恵

映画「武士の家計簿」を観ました。

 監督:森田芳光
 脚本:柏田道夫
 出演:堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子
 公開:2010年12月


神田の古書店で偶然発見された、
実在する家計簿から生まれた物語です。

主人公の名は猪山直之。
幕末から明治にかけて、御算用者として、加賀藩の財政に携わってきた下級武士。今で言うなら、県庁の財政課職員といったところでしょうか。

そろばんバカと呼ばれるほどソロバンが得意な猪山直之。正確なのは計算だけではありません。曲がったことが大嫌いな真面目な性格。彼のような人が、昭和や平成の役人の中にたくさんいたら、日本は借金大国にはならなかったかもしれません。

でも、正しさは、人を傷つけることもあるんだよね。

隠し事や嘘の多い人生を送ることを考えたら、正しく生きるほうがずっとストレスのない生活を送れるとは思う。だけど、人の心はそろばんとは違うから、度が過ぎると周りの人間を追いつめてしまうこともあるんだよね。そんな場面が映画の中にもありました。

主人公の猪山直之役は堺雅人さん。真面目な役がぴったり。奥さん役は仲間由紀恵ちゃん。正しさを押しつけられても、それを包み込む優しさを持った素敵な奥様。大河ドラマ「功名が辻」で演じた千代を思い出し、これまたぴったり。

猪山直之の父役の中村雅俊さんや母役の松坂慶子さんもいい味出してます。直之の親とは思えない緩さでほっこりさせてくれるんです。坂本龍馬や西郷隆盛など歴史に名を残した幕末の志士とは違い、地味な人物ばかりが出てくる映画でしたが、学ぶべきところはたくさんありました。

仲間由紀恵ちゃんは映画の影響で断捨離生活を始めたそうです。たしかに掃除がしたくなる。それも大がかりな大掃除。要らない物を処分したくなります。要らない物を捨てたら大切な物だけ残るものだしね。

堺雅人さんのインタビュー記事を読んでいたら、磯田道史原作の新書も面白そうでした。数学の能力というのはあまり遺伝しないのですね。

【映画】ちょっぴりネタバレ感想