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JIN‐仁‐完全シナリオ&ドキュメントブック

こんにちは。ももっちです。
「仁」を思い出すとまだ泣けるももっちです。

JIN‐仁‐完全シナリオ&ドキュメントブックが届いたので読みました。となりの写真です。

1作目の1話〜11話、
完結編の1話〜11話、
全22話のシナリオが掲載されていました。

わたし、脚本を読むのは苦手なのですが、
仁はすらすら読めました。

当たり前なんだけど、シナリオはドラマとほとんど同じ内容です。だから、たまにドラマと違うところを発見すると、途中で変更になったのかな、役者のアドリブだったのかな、なんて想像したり、こっちのほうが良かったんじゃないのと上から目線で読んだりしました。

でもね、ただ、文字を読んでいるだけなのに、仁や龍馬、咲や野風、仁友堂のみんなが頭の中で動くんです。ドラマで泣いたところはやっぱり泣いてしまったし、台詞のない「・・・・・・・・・・」でも泣けました。もし、仁の検定試験があったら合格できそう(笑)

シナリオの他に、おまけ(?)で、プロデューサーの石丸彰彦さんのインタビュー、脚本家の森下佳子さんのインタビュー、演出、美術、衣装を担当した責任者のインタビューが掲載されていました。それぞれが仁への熱い思いを語り、キャスティングなどの裏話なんかもあり、読み応えがありました。

プロデューサーと脚本家の打ち合わせは2006年から始まったそうです。完結編の打ち合わせは、1作目の最終回が終わった翌月に開始させていたそうで、トータルにすると5年。5年もかけて完成させた脚本です。完成度が高くなるわけですね。

私は、咲ちゃん贔屓でしたが、咲と同じくらい野風も好きでした。1作目では、「もう、仁先生、みんなとくっついちゃえ」なんて書いたこともあったけど、普通なら二股する男なんてイヤイヤなんだけど、咲の恋と野風の恋は、ふたりとも叶えてあげたくなったんだよね。だけど、これって計算だったみたい。インタビューを読んでいると、二人を応援したくなるよう設定してたみたいで、私はまんまと策略にはまっていたようです。

仁の恋人である「未来さん」は原作にはない人物です。シナリオブックによると、「未来さん」が誕生したのは、今はなき代々木上原のミスドだったそうです。おかわり自由のカフェオレを飲みながら誕生した未来。ものすごく現実的(^^ゞ。「Wヒロイン」が成立したのは未来の存在があったから。未来の存在が、咲と野風の恋心や切なさを立たせてくれたから、もごもごもご。あまりネタバレするのもよくないので詳しくは本で。

仁のことがずこく大好きな人は楽しめる一冊だと思います。けっこう分厚い本なので、半身浴には向かないし寝ながら読むのはしんどいけど。私はサイゼリヤでおかわり自由なお茶を飲みながら読みました。

「世界の中心で、愛を叫ぶ」があって「白夜行」があったから「仁」が作れたと語っていたプロデューサー。今まで一緒に積み重ねたきた経験があったからできた作品だと語ってました。いい仲間だったんでしょうね。仕事仲間で喧嘩できるのが羨ましい。ドラマでは見えなかったところにもいろんなドラマがあったんだろうな。

【ドラマ】2011年夏ドラマの感想