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「八日目の蝉」映画とドラマを見比べて感想

映画「八日目の蝉」を観ました。

 監督:成島出
 脚本:奥寺佐渡子
 出演:井上真央、永作博美、小池栄子
 公開:2011年4月


優しかったお母さんは私を誘拐した人でした。
不倫相手の子を身ごもった女が、男に丸め込まれ手術をしますが、その手術により子どもを産めない身体になりました。一方、同じ時期に妊娠し出産した妻。そのことを知った女は、不倫相手の家に忍び込み、不倫相手の子を誘拐します。

最初のほうのあらすじです。
ちょっぴり端折ってます。

飛行機の中で観ました。
小さな画面だったし、眠たかったし、内容はNHKのドラマで知ってたし、147分もあって長いし、絶対に途中で寝そ〜うと思っていたのに、永作博美と井上真央と小池栄子の演技に引き込まれ、寝るどころか最後はボロ泣きしてました。

映画、よかったです。

ゆっくり時間をかけて描いた連続ドラマもよかったけど、裁判と過去と現在を上手にリンクさせながら見せてくれた映画もいいね。長いと思った147分があっという間でした。ただ、映画は展開が早いので、もし連ドラを観てなかったら話についていけなかったかもしれませんが・・・。映画を最初に観た人はどんな感じなのかしら。そこも気になるところ。

ドラマを観ているときは、誘拐犯である檀れいの気持ちになって観てました。
もちろん、他の人の気持ちに感情移入することはあったけど、ほとんど檀れい目線で観てました。でも、映画は、誘拐された娘(井上真央)が主役だったからか、ドラマ以上に大きくなった娘に感情移入してしまい、ドラマではあまり感じなかった「誘拐という罪の重さ」を映画ではものすごく感じました。

だって、
優しかったお母さんが、
大好きだったお母さんが、
結婚したかったお母さんが、
ある日突然、お母さんじゃなくなるんです。
ある日突然、誘拐犯になるんだよ。

4歳の子がそれをどうやって受けとめればいいんだろう。
どうやって乗り越えていけばいいんだろう。

それを井上真央ちゃんが見せてくれるのよね。だから、ラストはドラマより映画版のほうが好きかな。あっけなく終わったように見えるけど私は奥の深さを感じました。

どんな汚い気持ちでも、自分の気持ちに素直になることが、
許すことの第一歩なんだと思ったの。

【映画】ちょっぴりネタバレ感想