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意味不明だった「桐島、部活やめるってよ」の感想

多くの映画賞に輝いた「桐島、部活やめるってよ」を見ました。

 監督:吉田大八
 原作:朝井リョウ
 出演:神木隆之介、橋本愛、東出昌大、大後寿々花
 公開:2012年8月


好き嫌いの評価がぱっくり分かれる映画。
絶賛している人は誉めまくり。
一方で、「意味不明」だと首をかしげる人も多い。

私は、どっちの感想を持つかな、とワクワクしながら見ました。
結論から申し上げると「意味不明」派でした。

高校生の青春映画だから、わからないのは年齢のせいかと思ったけど、
町山智浩さん(映画評論家)や
中森明夫さん(アイドル評論家)など
私より年上で、私よりたくさんの映画を観てきた人が大絶賛しているので、
この映画の良さがわからないのは、年齢のせいではなく、
間違いなく、私の鑑賞力のなさが原因。

なんか悔しい。
泣くほど感動した〜と絶賛する人までいるのに、
どこが泣く場面だったのか、それすらわからなかった。
ラストも「これで終わりなの?」と消化不良だったし、
誰にも感情移入できなかったし、
あの頃に戻りたい懐かしさも感じなかった。
自分の鑑賞力のなさに落ち込みます。

悔しさが止まらないので、ネットで感想を読みまくり。
読みまくると、なんと感想がおもしろい。

運動部だった人、文化部だった人、帰宅部だった人、
共学だった人、男子校だった人、彼女がいた人、彼女がいなかった人、
モテた人、モテなかった人、演劇が好きだった人、
それぞれの立場で熱く語っているのがおもしろい。

勉強ができて、運動もできて、可愛い彼女がいる宏樹(東出昌大)に
感情移入した人は、キスにすら夢中になれない気持ちに共感してた。

なるほど、オタク代表の前田(神木隆之介)には夢中になれるものがある。
桐島がいてもいなくても彼の好きなものは変わらなかった。
そのオタク代表の前田(神木隆之介)に感情移入した人は、
ゾンビシーンに文科系男子の体育会系男子への反逆を感じるらしい。
おもしろい。
みんないろんな感情を抱えているんだね。

アカデミー賞を目指すでもなく、ただ映画を撮りたいという前田と
ドラフトが終わるまでは野球を続けるというキャプテンの姿に
何かを感じた宏樹(東出昌大)が、せめて行動を起こしてくれたら
もう少しスッキリした気持ちで見終わることができたのに、
でも、そうしちゃうと、この映画の良さは台無しになるんだろうな。
宏樹(東出昌大)に共感する人は、エンドロールでの宏樹の所属に、
何も決められなかったことにリアリティを感じるんだろうし。
進路希望調査の提出期限は映画が終わった翌日だったけど、
宏樹(東出昌大)は何と書いて提出したんだろう
と想像できるのもこの映画のおもしろさなんでしょう。

この映画でうまいなぁと感じたのは、吹奏楽部の沢島亜矢(大後寿々花)。
一言も好きだと言わずに、サックスを吹くだけで恋心を表現しているところ。
そしてその恋心を敏感に察知する女の勘。
野崎沙奈(松岡茉優)がイチャイチャで表現するのもうまかったです。

何だかんだと語ってるじゃない、わたし。
絶賛するほどのめり込んでいるわけじゃないけど、
あまちゃんファンとしては、この映画は見る価値ありでした。
だって、あまちゃんメンバーが7人も出てるもん。

橋本愛、東出昌大、松岡茉優、落合モトキ、前野朋哉、佐藤王宝、太賀。
GMT47のリーダー埼玉は真逆の役だったから途中までわからなかったよ。

【映画】ちょっぴりネタバレ感想