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映画「舟を編む」松田龍平とオダギリジョーのイメージがアップ

映画「舟を編む」を見ました。

 監督:石井裕也
 原作:三浦しをん
 脚本:渡辺謙作
 出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー
 公開:2013年4月


おもしろかった\(^o^)/
地味な映画でしたが、地味が積もり積もって感動しました。

言葉は生き物です。
たくさんの言葉が生まれ(新語)
たくさんの言葉が使われなくなり(死語)、
その度に、内容を見直さなくてはならない辞書を作るのは、
大変な作業なんだろう、と想像することはできますが、
映画の中で描かれていた辞書作りは、
想像以上の大変さでした。

辞書は、長い長い年月をかけて作り上げます。
映画に出てきた辞書(大渡海)は、完成までになんと15年。

その間に移動になる人もいれば、定年退職になる人もいて、
そして、完成を見ることもなく亡くなる人もいて、
今まで考えもしなかったけど、
辞書には、たくさんの人の人生も一緒に詰まってました。

映画を見終わった後、じわじわとあったかい気持ちになり、
「辞書さんありがとう」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

松田龍平が演じた馬締光也(舟を編むの主人公)は、
辞書作りの素晴らしさだけでなく、
人間には、向き不向きがあることを教えてくれます。
環境が変われば、居場所が見つかれば、
地味な奴もイキイキ輝くことができる
ということを教えてくれました。


実は、松田龍平が苦手でした。
お父さんの松田優作もあまり好きじゃなかったし。
だから、あまちゃんの水口琢磨も好きになれなくて、
水口は、他の俳優さんがよかったとずっと思ってたくらい。
でも、「舟を編む」で松田龍平イメージが変わりました。
あまちゃんの水口を見る目まで変わったよ。

あまちゃんでは変わらなかった彼のイメージが、
「舟を編む」で変わったのです。すごいぞ、「舟を編む」。

そして、実は、(しつこくてごめんなさい)
オダギリジョーも苦手でした。
でも、彼もまた「舟を編む」で好きになった。
チャライのに熱くて心優しい男、いい演技してましたよ。
すごいぞ、「舟を編む」。

4月23日




映画「ひまわりと子犬の7日間」実話だったと知り号泣

映画「ひまわりと子犬の7日間」を観ました。



 監督:平松恵美子
 出演:堺雅人、中谷美紀、吉行和子
    若林正恭、夏八木勲、檀れい
 公開:2013年3月



動物映画の<泣かそう泣かそうとする演出>が苦手で、
この映画からも、お涙頂戴的な気合いを感じ、
「わたしゃ絶対に泣かないよ」と心に決めていたのに、
すんません、号泣してしまいました。

見終わった後、実話だったと知り、また号泣。
いい映画でした。

主人公の堺雅人は、保健所の職員。
動物の殺処分がお仕事の一つです。
大人なら、この仕事の辛さが理解できるけど、子どもにはわかりません。
堺雅人の娘も、父親の仕事の内容を知ったとき、罵るんです。

犬を 殺 す仕事をしているお父さんなんて大嫌い!

これ、つらいですよね。
誰に責められても、娘に責められるのが一番こたえそう。
そして、いつか娘は、どんな残酷なことを父親に言ったのか
理解できる日が来るんだよね。娘も可哀想です。
悪いのは、無責任な飼い主なのにね。

この映画の、影の主人公である犬の飼い主は、いい人でした。
事情があって(詳しくは映画を)、犬は野良犬になり、
事情があって(詳しくは映画を)、犬は母親になり、
堺雅人が勤める宮崎の保健所に、子犬と一緒に収容されます。

子犬を守るため、人間に立ち向かう母犬。
命がけで我が子を守ろうとする犬に出会い、
その命を守ろう!と堺くんは決心するのですが、収容期間は7日間。
1週間の間に、凶暴化した母犬の心を開かなくてはならなくて・・・。


どんな動物にも生きてきた歴史があり物語があります。
人間なら、過去に何があったのか伝えられるけど、
犬は、どごて生まれて、誰に育てられて、なぜ野良犬になって、
なぜ、大好きだった人間が嫌いになったのか、
どうやって生き延びてきたか、伝えることはできません。

この伝えられないもどかしさが、実に見事に表現されていました。
詳しく書かないけど、犬の回想シーンが泣けて泣けて。

それにしても、堺雅人はずこいね。
半沢直樹でもなければ、古美門研介でもなかったよ。
どんだけ引き出しがあるんだろう。

4月6日




映画「奇跡のリンゴ」がんばった大賞は義理父の山崎努さん

映画「奇跡のリンゴ」を観ました。



 監督:中村義洋
 出演:阿部サダヲ、菅野美穂、原田美枝子
    山崎努、伊武雅刀、池内博之
 公開:2013年3月



絶対に不可能といわれていたリンゴの無農薬栽培に成功した
木村秋則さんの実話をもとにした映画。
成功までにかかった年月は11年!

木村さんの壮絶な苦労は、
プロフェッショナル仕事の流儀(NHK)で紹介され、
それらをまとめた本が原作になっています。

映画は、木村さん(阿部サダヲ)が子どもの頃から始まり、
リンゴの無農薬栽培に成功するまで淡々と進んでいきます。
こう書くとドキュメンタリー映画っぽく聞こえますが、
ちゃんと物語になっていて、
うるうる涙してしまう場面もたくさんありました。

11年も諦めずに頑張った木村さんはすごい。
でも、一番すごいのは、嫁のお父さん(山崎努)だね。
がんばった大賞をあげたい。

私財を投げ打ち、電気を止められ、電話も止められ、
食べるものもなくなり、孫娘が虐められても、文句一つ言わず、
娘婿を支え続けるお義父さん(山崎努)。
山崎努の寡黙な演技が泣かせるんだよな。

嫁さん(菅野美穂)も、子ども達も、いい。
しかし、成功したからよかったけど、
成功しなかったらどうなってたんだろう。
必ず成功するとわかっていたら苦労も耐えられるだろうけど、
全く先が見えないのに、家族はよく支え続けたと思います。
りんごの成功より家族の愛に感動したよ。

人と違ったことをすれば目立つし、従わなければ仲間外れにされる。
でも、成功すれば人は戻ってくるし、ちやほやしてくれる。
美しい心だけでなく、人って勝手だなぁと思うところも
うまく表現されていて、いい映画でした。

菅ちゃん、結婚してから露出が減ってしまい、さみしー。
サントリーのCMも終わってしまったし、さみしー。
10代からずっと第一線で活躍してきたんだもんね。
今までできなかったことをしたり、嫁さんを楽しんでいるんだろうな。

映画の中での、菅ちゃんの笑顔は可愛かった。
この笑顔が見られる堺くんがうらやましいわ。

4月4日




三谷幸喜映画「ステキな金縛り」を観た感想

映画「ステキな金縛り」を観ました。



 監督:三谷幸喜
 脚本:三谷幸喜
 出演:深津絵里、西田敏行、阿部寛
    中井貴一、竹内結子、山本耕史
 公開:2011年10月



殺人事件の弁護を依頼されたダメダメ弁護士(深津絵里)が、
落ち武者の幽霊(西田敏行)を証言台に立たせる話。

クスクス笑える楽しい映画でしたが、途中で飽きてしまった。
長いのよ・・・。142分。
長いから飽きたのか?面白くないから飽きたのか?
よくわからなかったけど、最後の最後でおもしろかった。
終わりよければすべてよし?

エンドロールまで頑張って本当によかった。
深津絵里と西田敏行がほのぼのいい感じで、
写真だけなのに、うるっときました。
竹内結子は名前が二回出てたし、
大泉洋なんてエンドロールにしか出ないんだよ。
しかも顔半分(笑)

深津絵里も、西田敏行も、阿部寛も、中井貴一も、うまいね。
ありえない設定で、ありえない登場人物なのに、
役をちゃんと自分のものにして、ありえる話になってました。

竹内結子が、悪役を演じていたんだけど、いい意味で裏切られました。
汚れ役もできるんだね。かっこよかったです。

更科六兵衛を演じた西田敏行は、
三谷幸喜監督の最新映画「清洲会議」にも
更科六兵衛役で出るんですね。観た〜い。

10月16日




映画「大奥〜永遠[右衛門佐・綱吉篇]」感想

映画「大奥永遠[右衛門佐・綱吉篇]」を観ました。



 監督:金子文紀
 脚本:神山由美子
 原作:よしながふみ
 出演:堺雅人、菅野美穂、尾野真千子
   柄本佑、宮藤官九郎、西田敏行
 公開:2012年12月



堺雅人と菅野美穂のラブシーンが生々しくて、きゃ〜恥ずかしいでした。
しかも、堺くんが、突然「好きやぁぁぁ」と絶叫するから、
心の準備ができてなくて「えぇぇ、わけわかんない」。
堺くんも菅ちゃんも演技はうまいのに、もったいない。

菅野美穂は、5代将軍・徳川綱吉役でした。
西田敏行は、綱吉の生みの親、桂昌院役。
西田敏行が、桂昌院にぴったり。
八重の桜の西郷頼母より何倍もよかったです。

クドカンこと宮藤官九郎も御台所役で出てました。
なんというか面白かった。
出番は少なかったけど存在感ありありでした。

そして、尾野真千子。
すごいね。迫力ありすぎる。
もっともっと見ていたい感じ。

しかし、物語としては退屈でした。
お金をかけているのはよくわかったけど、
何が伝えたかったのかはよくわからなかった。
男女逆転の大奥は全て鑑賞したけど、
柴咲コウが徳川吉宗を演じた大奥が一番おもしろかったです。

10月8日




映画「体脂肪計タニタの社員食堂」を観た感想

映画「体脂肪計タニタの社員食堂」を観ました。



 監督:李闘士男
 脚本:田中大祐
 出演:優香、浜野謙太、小林きな子
    草刈正雄、壇蜜、草野イニ
 公開:2013年5月



ダイエットや健康に関心がある人は楽しめる映画だと思う。
私は、10回以上お世話になっているレシピもあるくらい
「体脂肪計タニタの社員食堂」のレシピ愛用者なので、
楽しく映画を拝見することができました。

少し、ネタバレになりますが、
うる覚えなので、多少間違っているかもしれませんが、
ダイエットに必要なことは、「自分を嫌いにならないこと」
なんだそうです。

サボったり、諦めたり、挫折したら、自分を嫌いになってしまうでしょ。
自分を嫌いになるようなことはしない、それがダイエットには必要なんだって。
これって、ダイエットだけじゃなく、勉強でも仕事でも恋愛にも通じるよね。

主演の優香ちゃんが可愛らしかったです。
優香ちゃんは、昔、デブだったという設定だったので、
回想シーンは特殊メークでぽっちゃりしていました。
うまい感じで太ってました。
しかし、太るとあんなに顔が変わってしまうのね。
すれ違ったら、優香だと気がつかないレベルでした。

映画の公式サイトを見ると、
福原役の小林きな子さんと太田役の草野イニさんは、
映画の撮影と同時並行して実際にダイエットしたんだね。
小林きな子さんは、マイナス12キロ。
草野イニさんは、マイナス16.4キロ。がんばったね。

「タニタ」の二代目を演じたのが浜野謙太。
彼も特殊メークで上手に太ってました。
しかし、この二代目が、イライラするの。
甘ったれのお坊ちゃまでね。
(他人にも甘いから、憎めないんだけどね)

映画のタイトルに「タニタ」を使っているじゃない。
どこまでが実話で、どこまでがフィクションなのか、
二代目副社長の仕事のできなさを見ていると
「この会社は大丈夫なんだろうか?」と心配になってきました。

でも、実際のタニタの若社長、谷田千里氏は、
2008年に36歳の若さで父親から引き継ぎ、やり手社長でした。
エロ担当の壇蜜を受け入れるんだから、大らかな人なんだろうな。

10月7日




映画「英国王のスピーチ」を観た感想

映画「英国王のスピーチ」を観ました。

 監督:トム・フーパー
 脚本:デヴィッド・サイドラー
 出演:コリン・ファース、ヘレナ・ボナム=カーター
 公開:2011年2月


数々の映画賞を受賞し、日本でも大ヒットした映画。
最後のスピーチは号泣するよ、と聞かされていたので、
タオルを用意して観ましたが、期待しすぎてしまったせいか、
絶賛されているほどの感動は味わえませんでした。

◎伝えたいことが伝えられない苦悩
◎何があっても国王を支える妻
◎風変わりな言語聴覚士との出会い
◎吃音症を克服しようとする姿
◎身分を越えた信頼と友情
と感動するところはあったんだけど、
映画を観る前日に、松江市教育委員会の閉架措置で
問題になっている漫画を読んだ影響からか、
第二次世界大戦の開戦スピーチを聞くのは複雑でした。
この6年後に、日本では終戦の玉音放送が流れるわけで、
国王の言葉を素直に受けとめることができなかったんだよね。

ただ、想像できないほどの大きな大きな重圧を
背負う事になってしまった国王の運命の重さは感じました。

8月22日




映画「少年メリケンサック」農薬飲ませろ!

映画「少年メリケンサック」を見ました。

 監督:宮藤官九郎
 脚本:宮藤官九郎
 出演:宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城、勝地涼
 公開:2009年2月


つまらなかった。
どこが面白いのか、
さっぱりわからなかった。

だけど、「農薬飲ませろ!」は頭から離れない。

ここは笑う所だろう、というのは伝わってきたけど
下品で汚くて、笑えなかった。
画面を見るのも嫌になるほど不愉快な気分に。
食事中は見ないほうがいいよ。

「桐島、部活やめるってよ」もつまらなかったけど、
桐島は、この映画の面白さを知りたいという好奇心は湧いた。
そして、2度目の鑑賞もしました。
でも、「少年メリケンサック」は、
面白かった人の意見を聞こうという気も起こらず、
自分と同じく不愉快な気持ちになった人の意見に飢えた。
もう一度、観たいという気持ちも湧いてこない。

でも、ストーリーはおもしろいと思うんだよね。
レコード会社に勤めるかんな(宮崎あおい)は、
動画サイトでイケメン4人組のライブ映像を発見し、
彼らと契約すべく会ってみると、
メンバーは50歳過ぎのオヤジで、
彼女が見つけた映像は25年前のものだった。


アマゾンの評価も高いんだよね。
ありそうでなかった最高傑作
日本映画の最高傑作
宮藤流の快速ギャクの連続炸裂
宮崎あおいの魅力全開

●キム兄以外は最高です!
という意見もあったなぁ。
だげと私は逆。
演技が下手で棒読みだったキム兄に癒やされました。

宮崎あおいちゃんは、可愛らしかったけど、
最初から最後までハイテンションで、大げさな演技にひいてしまった。
篤姫の撮影中に撮った映画だから、その反動かと思ったよ。

あ〜農薬飲ませろ!が離れない。
ノーパン喫茶で農薬飲ませろ!

7月29日




意味不明だった「桐島、部活やめるってよ」の感想

多くの映画賞に輝いた「桐島、部活やめるってよ」を見ました。

 監督:吉田大八
 原作:朝井リョウ
 出演:神木隆之介、橋本愛、東出昌大、大後寿々花
 公開:2012年8月


好き嫌いの評価がぱっくり分かれる映画。
絶賛している人は誉めまくり。
一方で、「意味不明」だと首をかしげる人も多い。

私は、どっちの感想を持つかな、とワクワクしながら見ました。
結論から申し上げると「意味不明」派でした。

高校生の青春映画だから、わからないのは年齢のせいかと思ったけど、
町山智浩さん(映画評論家)や
中森明夫さん(アイドル評論家)など
私より年上で、私よりたくさんの映画を観てきた人が大絶賛しているので、
この映画の良さがわからないのは、年齢のせいではなく、
間違いなく、私の鑑賞力のなさが原因。

なんか悔しい。
泣くほど感動した〜と絶賛する人までいるのに、
どこが泣く場面だったのか、それすらわからなかった。
ラストも「これで終わりなの?」と消化不良だったし、
誰にも感情移入できなかったし、
あの頃に戻りたい懐かしさも感じなかった。
自分の鑑賞力のなさに落ち込みます。

悔しさが止まらないので、ネットで感想を読みまくり。
読みまくると、なんと感想がおもしろい。

運動部だった人、文化部だった人、帰宅部だった人、
共学だった人、男子校だった人、彼女がいた人、彼女がいなかった人、
モテた人、モテなかった人、演劇が好きだった人、
それぞれの立場で熱く語っているのがおもしろい。

勉強ができて、運動もできて、可愛い彼女がいる宏樹(東出昌大)に
感情移入した人は、キスにすら夢中になれない気持ちに共感してた。

なるほど、オタク代表の前田(神木隆之介)には夢中になれるものがある。
桐島がいてもいなくても彼の好きなものは変わらなかった。
そのオタク代表の前田(神木隆之介)に感情移入した人は、
ゾンビシーンに文科系男子の体育会系男子への反逆を感じるらしい。
おもしろい。
みんないろんな感情を抱えているんだね。

アカデミー賞を目指すでもなく、ただ映画を撮りたいという前田と
ドラフトが終わるまでは野球を続けるというキャプテンの姿に
何かを感じた宏樹(東出昌大)が、せめて行動を起こしてくれたら
もう少しスッキリした気持ちで見終わることができたのに、
でも、そうしちゃうと、この映画の良さは台無しになるんだろうな。
宏樹(東出昌大)に共感する人は、エンドロールでの宏樹の所属に、
何も決められなかったことにリアリティを感じるんだろうし。
進路希望調査の提出期限は映画が終わった翌日だったけど、
宏樹(東出昌大)は何と書いて提出したんだろう
と想像できるのもこの映画のおもしろさなんでしょう。

この映画でうまいなぁと感じたのは、吹奏楽部の沢島亜矢(大後寿々花)。
一言も好きだと言わずに、サックスを吹くだけで恋心を表現しているところ。
そしてその恋心を敏感に察知する女の勘。
野崎沙奈(松岡茉優)がイチャイチャで表現するのもうまかったです。

何だかんだと語ってるじゃない、わたし。
絶賛するほどのめり込んでいるわけじゃないけど、
あまちゃんファンとしては、この映画は見る価値ありでした。
だって、あまちゃんメンバーが7人も出てるもん。

橋本愛、東出昌大、松岡茉優、落合モトキ、前野朋哉、佐藤王宝、太賀。
GMT47のリーダー埼玉は真逆の役だったから途中までわからなかったよ。

7月16日




映画「デーヴ」アメリカ大統領のそっくりさん

映画「デーヴ」を見ました。アメリカ大統領の物語。

 監督:アイヴァン・ライトマン
 脚本:ゲイリー・ロス
 出演:ケヴィン・クライン、シガニー・ウィーバー
 公開:1993年8月


ブラボー♪ブラボー♪
おもしろかったです。


【前半のあらすじ】

アメリカ大統領のそっくりさんが、一夜限りの約束で、大統領の身代わりをすることに。ところが、本物の大統領が浮気中に脳卒中を起こし意識不明の重体になり、そっくりさんはそのまま大統領を演じ続けることになります。

最初は、操り人形でしかなかったそっくりさんが、持ち前の明るさと誠実さで周りの人々の心を掴んでいき、なんと本物の大統領より人気者になります(支持率アップ)。しかし、人生はそんなに甘くなく、次期大統領を狙っていた大統領補佐官に無理難題を押しつけられます。



いつ偽物だとばれるのか、誰が最初に気づくのか、ハラハラしながら観ました。
偽物が本物より大統領らしくなっていく途中の過程もおもしろいけど、
私はラストが好きです。

政治なんてもうこりごり!
誰がやっても一緒!
そんなラストではなく、
希望が持てる選択をした主人公。拍手喝采です。


派手なラストじゃないんだけどね。地味な選択なんだけどね。
でも希望が持てました。

説明するまでもないのですが、
本物の大統領と替え玉の大統領は、同じ役者が演じてます。
同じ役者なので、見た目はそっくりなわけですが、
人柄が正反対なので、別人に見えるんです。
同じ役者が別人に見える、この演技力も素晴らしかったです。

大統領夫人とのからみもよかった。
シガニー・ウィーバーのツンデレ振りがいい。
(私は裸を見て気づいたと思ってました)

でも、ボディガードとのからみは、もっとよかったです。
男が男を人間として惚れる姿は、
男女の恋愛では感じられない感動がありました。

6月20日




映画「涙そうそう」の感想(妻夫木聡と長澤まさみ)

映画「涙そうそう」を見ました。血の繋がらない兄妹の物語。

 監督:土井裕泰
 脚本:吉田紀子
 出演:妻夫木聡、長澤まさみ、麻生久美子
 公開:2006年9月


子連れ同士の再婚→父親蒸発→母親病死
→ 祖母に引き取られる→ 兄は沖縄、妹は離島
→ 妹の進学を機に一緒に暮らす。
一緒に暮らし始めてから物語は本格的に動いていきます。

優しいニィニィと可愛い妹。とても仲が良い兄妹でした。
だけど、うらやましいとは思わなかった。
だって、次から次へと試練が訪れ、可哀想なんだもん。
それでも、途中までは、まだよかった。
素直に受け入れられた。
でも、だんだん泣かそう泣かそうとする計算が垣間見え、
「やり過ぎちゃう?」と冷めた目で見てしまった。

「涙そうそう」というのは沖縄の言葉で、
涙がポロポロ溢れて止まらないという意味らしい。
しかし、涙は一滴もでなかった。
私が冷たすぎるのか・・・。

妻夫木くんと長澤まさみちゃんは、いい演技しているんだよね。
お似合いの兄妹でした。
それだけに後半の不幸連続がもったいなかったです。

母親役はキョンキョン(小泉今日子)でした。
只今47歳のキョンキョンですが、「涙そうそう」の撮影時は40歳。

40歳っておばさんだと思ってたけど、
あまちゃんに出ているキョンキョンと比べると
お肌でピチピチで、かなり若い。
40歳と47歳、7歳の差は大きいことを発見。
ということは、47歳と54歳の差も大きい?

ということは、47歳はまだ若い?
と映画の主旨と全く関係ないことを考えている私です。

6月6日




映画「苦役列車」森山未來くんが素晴らしい

映画「苦役列車」を観ました。

 監督:山下敦弘
 脚本:いまおかしんじ
 原作:西村賢太
 出演:森山未來、高良健吾、前田敦子
 公開:2012年7月


どんより気分になる映画でした。
同世代の主人公だったので、共感できることがあるかと期待したけど、共感することはなく、懐かしいと思うこともなく、嫌な気持ちしかしなかった。もう一度見るのはしんどい映画。

でも、それだけ森山未來くんの演技が素晴らしい。
彼の演技力はたいしたもんです。
社会の底辺に生きる若者を上手に演じていました。


主人公は、救いようがないクズ野郎でした。
最低な親の元に生まれ、劣悪な環境におかれ、
投げやりになるのもわかるけど、同情できなかった。

むしろ、「家賃を踏み倒された大家」や
「貸した金を返してもらえない友達」に同情しました。
風 俗に行く金はあるのに、どうして返してあげないんだろう。
真面目に生きている人が損するなんて変。

最後の最後に、教訓めいたものを少しだけ感じましたが、
西村賢太さんの今を知っているから感じたんだけで、
知らなかったら、どんよりしたままだったかもしれないです。

5月20日




映画The Proposal「あなたは私の婿になる」感想

映画「あなたは私のムコになる」を観ました。
(原題:The Proposal)

 監督:アン・フレッチャー
 脚本:ピーター・チアレッリ
 出演:サンドラ・ブロック、ライアン・レイノルズ
 公開:2009年10月


恋愛映画なので観るかどうか迷ったけど、評価が高いので観てみました。
お決まりの展開だったけど、おもしろった〜。
幸せな気持ちになれた。観てよかった〜。

サンドラ・ブロックが可愛くて、ライアン・レイノルズがかっこよくて、
羨ましいくらいよ。こんちくしょう。
でも、私のハートを一番鷲づかみしたのは、アニーお祖母ちゃん。
ベティ・ホワイトがチャーミングすぎる〜。
真っ白のコロコロ犬も捨てがたいけど、やっぱりお祖母ちゃん。
だって、一番笑ったのが、飛行機のお祖母ちゃんで、
一番泣いたのが、ネックレスのお祖母ちゃんなんだもん。

しかし、たった3日間、たった2時間の映画で、
嫌いな人を好きにさせる説得力には畏れいりました。

ピーーーガーーーという懐かしいインターネット回線で、
田舎を演出する辺りも、くすっと 笑えてよかったです。
ラブコメはもう駄目だと離れていたけど、また観たくなっちゃう。

1月2日




映画「阪急電車片道15分の奇跡」感想と名言

映画「阪急電車 片道15分の奇跡」を観ました。

 監督:三宅喜重
 脚本:岡田惠和
 原作:有川浩
 出演:中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、芦田愛菜
 公開:2011年4月


おもしろかったです。去年、読んだ小説より劣るけど。
たぶん、CMが多いテレビで観たからだと思う。でも、しゃあない。タダで見せてもらってるんだから文句を言っちゃダメだよね。

映画は小説と同じく、ひとつひとつの物語が上手に繋がっていました。さすがプロのお仕事。偶然の連続なのに「そんな偶然、何度も続かな〜い」と思いませんでした。

胸にぶすっと突き刺さる名言もありました。

価値観の違う人とは、
辛いと思えるうちに離れといたほうがいいねん。
無理に合わせて一緒におったら、
自分もそっち側の価値観に慣れてしまうから。


名言過ぎる。
私は仕事だとハッキリ言えるんだけど、
好きな人が相手だとダメダメになってしまう。
どちらかというと恋をすると盲目になるタイプなので。

相手の嫌なところも、それは違うと感じることも、
我慢して受け入れてしまう傾向があり、
だから、時々苦しくなるときがある。
そして、たしかにいつの間にか、慣れてる。

でも、直らない、と思う。
それが私だし、そうするほうが楽だから。
だから、そんな自分も受け入れようと思うけど、
嫌なことは嫌!違うことは違う!ともっと早く言えてたら、
また違った人生があったんだろうな、と思う。


泣くのはいい。
でも、自分の意志で涙を止められる女になりなさい。


これまた名言でした。
でも、これは得意かな。
でもね、これが得意すぎると「強い女」と思われちゃうのよ。
「お前はひとりでも大丈夫だろ」なんて言われちゃうのよ。
得意すぎるのも、たまに傷。


映画に戻ります。
ウルっとする場面もありました。
「中谷美紀が虐められていた小学生のプライドを傷つけずに泣かすところ」
「相武紗季が戸田恵梨香を殴るところ」
「玉山鉄二がラブホテルで有村架純に説教するところ」。
泣かせたり殴ったり怒ったりするところなのに、愛を感じました。

泣かせたり殴ったり怒って愛情を伝えるのは、
笑わせたり抱きしめたり誉めるより難しいと思う。
上辺じゃなく本気でぶつかっているところがよかったなぁ。

この映画の出演者は関西出身の俳優が多かったです。
当たり前だけど関西弁が自然。
関西弁をしゃべる芦田愛菜ちゃんが可愛かった。
心残りは関西出身のaikoの主題歌がきちんと聞けなかったこと。
映画はエンディングまで楽しみたいです。

5月24日




映画「南極料理人」南極大陸と違う堺雅人

映画「南極料理人」を観ました。

 監督:沖田修一
 脚本:沖田修一
 出演:堺雅人、生瀬勝久、高良健吾、豊原功補
 公開:2009年8月


南極って楽しそう♪
木村くんの「南極大陸」を見ていたら、とてもそんな風に思えないんだけどね(笑)

「南極料理人」は、南極大陸で越冬する隊員8名分の食事を作る料理人の物語で、原作は本物の南極料理人が書き綴ったエッセイ「面白南極料理人」。というわけで実話を基に作られた映画です。

彼ら達がいる場所は、南極大陸の南極ドームふじ基地。昭和基地から1000キロも離れたところにあり、高さは富士山よりも高く標高3810メートル。当然、めちゃ寒。
平均気温は氷点下54度。最低気温はマイナス70度。
70度の暑さも想像できないけど、マイナス70度の世界っていったい。
いったいどんな寒さなの?想像だけでパニック〜。

寒すぎて、寒すぎて、とにかく寒いので、ペンギンやアザラシはもちろんのこと、風邪のウィルスですら生息できないそうです。寒いのに風邪ひかないのよ(映画の中では風邪ひいてたけど)。また、低いのは気温だけでなく気圧も低いそうで、なので、お湯は85度くらいで沸騰するそうです。難儀なのは、麺類はそのまま茹でると芯が残ること。麺って温度に関係あるんだね。と当たり前のことにもびっくりしました。

食材は、冷凍、乾燥、缶詰が基本。凍ったらダメになる蒟蒻類は持ってきません。野菜はいろんな種を持ち込んで育ててみたけど育ったのはカイワレ大根ともやしのみ。(カイワレ大根ともやしの生命力にも驚き。私も育ててみようかしら。)

料理人が主役の映画なので、料理はとてもとても美味しそうでした\(^o^)/。
いちばん美味しそうに見えたのは「おにぎり」。その次、美味しそうに見えたのは「ラーメン」かな。でも、一番食べてみたいメニューは「伊勢海老のエビフライ」。映画では「やっぱり伊勢海老はお刺身ね」という結論でしたが、その贅沢な感想を言ってみたい。なんて贅沢な食べ方なの〜。

料理以外の話もありますが、全体的にゆるい映画でした。
とにかく、今、TBSのドラマ「南極大陸」と同じ南極とは思えません。見比べると違いがはっきりわかります。でも、それだけ頑張ったんだよね。先人達は。この短期間でよくここまで南極観測を安全にしたよなと感心します。感謝してます。

主役の堺雅人くんは「南極大陸」にも出ていますが、「南極料理人」の堺君は「南極大陸」で演じる大蔵省事務補佐官とは正反対のキャラクター。真面目なところは似ているけど、南極料理人の堺君は穏やかで優しいです。

実はこの映画。観てると眠たくなるんです。
私だけかもしれないけど、眠たくなるの。
もう何度、途中で挫折し、最初から見直したことか。
でも、どうしても「南極大陸」を見る前に見ておきたくて。

眠たくなるくらい緩い映画でした。時間がゆっくり流れていきます。『かもめ食堂』が好きな人はたぶん好きじゃないかなぁ。私はあまり得意じゃないので時間がかかってしまいました。でも後からじわじわと面白さが増してくる映画です。

きたろうのラーメンに共感する男子は多そう。私は堺くんに感情移入したけどね。だってさ、身体のこととか一生懸命考えて、毎日美味しい食事を作っているのに。。。(ここから先は内緒)。きたろうの気持ちもわかるよ。わかるけど、毎日ごはんを作っている者としては落ち込むのよね。なのにちゃんと願いを叶えてあげる堺料理人は、さすが職人です。

朝ドラ「おひさま」で活躍した高良健吾くんも出ていました。彼は雪氷サポート隊員。彼女がいて南極と日本の遠距離恋愛をしています。彼女とのコミュニケーションはもっぱら電話。しかし、電話代もバカにならなくて、「1分740円 使いすぎは身の破滅」なんて注意書きが張ってある部屋で、砂時計とにらめっこ。遠距離恋愛は大変です。

10月27日




「八日目の蝉」映画とドラマを見比べて感想

映画「八日目の蝉」を観ました。

 監督:成島出
 脚本:奥寺佐渡子
 出演:井上真央、永作博美、小池栄子
 公開:2011年4月


優しかったお母さんは私を誘拐した人でした。
不倫相手の子を身ごもった女が、男に丸め込まれ手術をしますが、その手術により子どもを産めない身体になりました。一方、同じ時期に妊娠し出産した妻。そのことを知った女は、不倫相手の家に忍び込み、不倫相手の子を誘拐します。

最初のほうのあらすじです。
ちょっぴり端折ってます。

飛行機の中で観ました。
小さな画面だったし、眠たかったし、内容はNHKのドラマで知ってたし、147分もあって長いし、絶対に途中で寝そ〜うと思っていたのに、永作博美と井上真央と小池栄子の演技に引き込まれ、寝るどころか最後はボロ泣きしてました。

映画、よかったです。

ゆっくり時間をかけて描いた連続ドラマもよかったけど、裁判と過去と現在を上手にリンクさせながら見せてくれた映画もいいね。長いと思った147分があっという間でした。ただ、映画は展開が早いので、もし連ドラを観てなかったら話についていけなかったかもしれませんが・・・。映画を最初に観た人はどんな感じなのかしら。そこも気になるところ。

ドラマを観ているときは、誘拐犯である檀れいの気持ちになって観てました。
もちろん、他の人の気持ちに感情移入することはあったけど、ほとんど檀れい目線で観てました。でも、映画は、誘拐された娘(井上真央)が主役だったからか、ドラマ以上に大きくなった娘に感情移入してしまい、ドラマではあまり感じなかった「誘拐という罪の重さ」を映画ではものすごく感じました。

だって、
優しかったお母さんが、
大好きだったお母さんが、
結婚したかったお母さんが、
ある日突然、お母さんじゃなくなるんです。
ある日突然、誘拐犯になるんだよ。

4歳の子がそれをどうやって受けとめればいいんだろう。
どうやって乗り越えていけばいいんだろう。

それを井上真央ちゃんが見せてくれるのよね。だから、ラストはドラマより映画版のほうが好きかな。あっけなく終わったように見えるけど私は奥の深さを感じました。

どんな汚い気持ちでも、自分の気持ちに素直になることが、
許すことの第一歩なんだと思ったの。

8月7日




映画「ICHI」女版の座頭市(瞽女の綾瀬はるか)

映画「ICHI」を観ました。

 監督:曽利文彦
 脚本:浅野妙子
 出演:綾瀬はるか、大沢たかお、中村獅童
 公開:2008年10月


綾瀬はるか主演の映画。女版の座頭市です。
暗い、暗い、暗い映画でした。

暗いだけじゃない。腹は立つし、食欲は無くなるし、寝て冷めても暗い気持ちを引きずり、こんな気持ちにさせるなんて、綾瀬はるかちゃんもあの難しい役をよく頑張りましたよ。拍手です。

私は、この映画で、『瞽女(ごぜ)』の存在を初めて知りました。
今まで知らなかったことが恥ずかしいです。ごめんなさい。

瞽女さんは、盲目の女性旅芸人です。

昔は、障がい者の福祉サービスなんてなかったから、誰かに甘えて生きていくことはできません。自分の力で生きていかなければなりませんでした。

瞽女さんは、三味線をたずさえ、村々を回り、音楽を披露します。江戸時代まで全国各地で活躍されていました。明治から昭和初期にかけては、新潟を中心に活躍しました。

生きてる限り、全部修行だと思ってきましたが、
今度生まれてくるときは、たとえ虫になってもいい、
目だけは、明るい目をもらいたいんだ。


これは、最後の瞽女である小林ハルさんの言葉。
小林ハルさんは2005年に永眠されました。
大変な苦労をされたんでしょうね。
2001年の知ってるつもりで放送されたみたいです。


綾瀬はるかは、その瞽女さんの役です。

瞽女さんは瞽女仲間と一緒に共同生活を送っているんだけど、瞽女の間には、男性と関係を持ってはいけないという戒律があり、たとえ、それが無理矢理レイプされたとしても許しては貰えず、この掟を破ったものは一座を追い出され、「離れ瞽女」になり、ひとりぼっちで生きていかなければなりません。

綾瀬はるかは、瞽女は瞽女でも「離れ瞽女」。
ひとりぼっちで旅をする孤独な瞽女さんでした。

こんな厳しい世界は映画の中だけだろうと思っていたら、本当に、瞽女さんたちの戒律や生活は厳しかったみたい。悲しいことに、目の見えないことで強 姦されることもあったようで、そして、映画と同じように本人の不注意ということで破門にされたみたいです。

女性ならわかりますよね。悲しすぎます(・_・、)
目の見えない力の弱い女性を乱暴するなんて許せません!

ずっと孤独な旅をしていた女座頭市(綾瀬はるか)は、目が見えないから、明るいのか暗いのかわかりません。孤独なので、生きているのか死んでいるのかもわかりませんでした。でも、藤平十馬(大沢たかお)との出会いで、変わっていきます。

大沢たかおが格好悪いけど格好いいの。
彼と子役の子がいなければ全く救いのない映画でした。

原作は子母沢寛の座頭市物語。
原稿用紙にすると20枚程度の短い作品なんだとか。座頭市と言えば、勝新太郎だけど、勝新太郎の座頭市シリーズは、そんな短い物語から生まれていたんですね。知りませんでした。この年になっても、知らないことばかりで、勉強になります。

7月30日




「武士の家計簿」加賀藩の堺雅人と仲間由紀恵

映画「武士の家計簿」を観ました。

 監督:森田芳光
 脚本:柏田道夫
 出演:堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子
 公開:2010年12月


神田の古書店で偶然発見された、
実在する家計簿から生まれた物語です。

主人公の名は猪山直之。
幕末から明治にかけて、御算用者として、加賀藩の財政に携わってきた下級武士。今で言うなら、県庁の財政課職員といったところでしょうか。

そろばんバカと呼ばれるほどソロバンが得意な猪山直之。正確なのは計算だけではありません。曲がったことが大嫌いな真面目な性格。彼のような人が、昭和や平成の役人の中にたくさんいたら、日本は借金大国にはならなかったかもしれません。

でも、正しさは、人を傷つけることもあるんだよね。

隠し事や嘘の多い人生を送ることを考えたら、正しく生きるほうがずっとストレスのない生活を送れるとは思う。だけど、人の心はそろばんとは違うから、度が過ぎると周りの人間を追いつめてしまうこともあるんだよね。そんな場面が映画の中にもありました。

主人公の猪山直之役は堺雅人さん。真面目な役がぴったり。奥さん役は仲間由紀恵ちゃん。正しさを押しつけられても、それを包み込む優しさを持った素敵な奥様。大河ドラマ「功名が辻」で演じた千代を思い出し、これまたぴったり。

猪山直之の父役の中村雅俊さんや母役の松坂慶子さんもいい味出してます。直之の親とは思えない緩さでほっこりさせてくれるんです。坂本龍馬や西郷隆盛など歴史に名を残した幕末の志士とは違い、地味な人物ばかりが出てくる映画でしたが、学ぶべきところはたくさんありました。

仲間由紀恵ちゃんは映画の影響で断捨離生活を始めたそうです。たしかに掃除がしたくなる。それも大がかりな大掃除。要らない物を処分したくなります。要らない物を捨てたら大切な物だけ残るものだしね。

堺雅人さんのインタビュー記事を読んでいたら、磯田道史原作の新書も面白そうでした。数学の能力というのはあまり遺伝しないのですね。

7月26日




映画「恋空」新垣結衣と三浦春馬の恋愛映画

映画「恋空」を観ました。

 監督:今井夏木
 脚本:渡邉睦月
 出演:新垣結衣、三浦春馬、小出恵介
 公開:2007年11月


原作は携帯小説から生まれた作品。
書籍化もされベストセラーになりました。
中高生のハートを鷲掴みにした小説です。

実は、携帯小説で話題になっていたとき「読んでみてください」と何人もの人から薦められました。そんなにおもしろいならと読んでみたけど途中で挫折。読みにくくて。携帯電話からなら読めるかもと再チャレンジしましたがやっぱりダメでした。
ドラマも第1話で挫折。

そして映画。
これが最後のチャンスよと観ました。

ようやく最後まで完走しました。しかし、正直、何がおもしろいのかさっぱりわかりません。公式サイトには、「2000万人が涙。せつない恋がたどりつく衝撃の結末」と書いてあったけど、涙は一滴もでませんでした。内容があまりにも過激過ぎてリアリティを感じませんでした。

この映画で涙を流せるのは純粋な人だと思う。若いから感動するんだろうな。オバサンになってしまった私には無理でした。たぶん、ガッキーじゃなかったら、映画も挫折していたと思う。ガッキーがかわいいから最後まで観ることができた感じです。

7月23日




映画「初恋」宮崎あおいが三億円事件の犯人

宮崎あおい主演映画「初恋」を観ました。

 監督:塙幸成
 脚本:塙幸成、市川はるみ、鴨川哲郎
 出演:宮アあおい、小出恵介、柄本佑
 公開:2006年6月


宮崎あおい10代最後の作品です。

原作は中原みすずの小説で、1968年12月10日に起きた府中三億円強奪事件を元に作られた物語です。府中三億円強奪事件は、誰が犯人なのか未だわからない謎の事件。犯人は盗んだお金を未だに一円も使ってないそうです。

40年前の3億円は、今の30億円相当の価値がありますから、盗まれた人の気持ちを思うと居たたまれなくなります。いったい犯人は何のために盗んだのか、使わないのなら盗むなよと思うけど、使わないんじゃなくて使いにくくなったんだろうね。

さて、映画「初恋」はそんな事件から生まれた作品です。
犯人は女子高生だったという斬新な設定で、
その犯人を演じたのが宮崎あおいでした。

最初の30分は暗くて退屈だった。
早送りしたくなったけどぐっと我満。

主人公みすず役の宮崎あおいが不良のたまり場になっている新宿のジャズ喫茶に通う理由が理解できた辺りから面白くなり、岸役の小出恵介に恋をする辺りから引き込まれていきました。

劇中、宮崎あおいが3億円を強奪するシーンはとてもリアルです。宮崎あおい自身も犯人役を演じていて、「私はこの物語を、実話だと思っています。真実だからこそ、みすず、この役を大好きになりました」と行ってましたが、私も彼女が犯人にしか見えない。そして、悲しいかな、彼女の目線で見ちゃうのでいつの間にか彼女の成功を祈っていました。

「初恋」なので、恋愛映画です。小嶺麗奈が脱いでいてエッチなシーンもあるけれど、宮崎あおいの恋はとってもピュアで彼女らしいです。

彼女は、孤独な女の子が最も弱いであろう言葉で落とされます。
好きな人から一番されたいご褒美で彼女は笑顔になります。
その時の宮崎あおいの表情は絶品です。


宮崎あおいのお兄さん役が本物のお兄さん(宮崎将)でした。
とってもハンサムなのでびっくりしました。
柄本明の息子(柄本佑)も出演してました。

事件が起こった1968年は学園紛争が盛んな時期。
その様子も映画の中で描かれています。
「最近の若者は・・・」なんてどの口が言ってるんだ!
と言いたくなるくらい若者達(団塊世代)は不良でした。

映画の内容とは関係ないんだけど、3億円事件の正確な被害金額は2億9430万7500円。「憎しみのない強盗」と語呂合わせができるそうです。これがまたドラマを生むようで、誰一人傷つけず、一円も損をさせず、三億円の現金を奪ったと英雄視する人もいますが、モンタージュ写真に似ていた男性は、誤認逮捕され、釈放後は職を失い、自殺しました。かかった捜査費用は約10億円と言われています。これだけのお金がこの事件に使われ、関係ない人の人生を奪いました。

誰も傷つけず損をさせない事件なんてありません。
だから、宮崎あおいの完全犯罪も応援しちゃいけないんだよね。

7月11日




映画「クライマーズハイ」JAL123便墜落事故

堤真一主演映画「クライマーズ・ハイ」を観ました。

 監督:原田眞人
 脚本:加藤正人、成島出、原田眞人
 出演:堤真一、堺雅人、尾野真千子、山崎努
 公開:2008年7月


1985年8月12日、御巣鷹山に日本航空123便が墜落しました。乗員乗客は524名。そのうち生存者は4名、死亡者は520名。はっきりとした原因は今でもわかってない飛行機事故です。

クライマーズ・ハイはその墜落事故を舞台にした映画。
昔の事件だからか観客の年齢層は高かったです。
この私が平均年齢を下げているようでした。

原作者の横山秀夫さんは、群馬県の地元紙(上毛新聞社)の出身で、自らの体験をもとに小説化している作品なので、映画の内容も、飛行機の墜落事故そのものより、事故を報道する地元新聞社の苦悩や葛藤をより強調して描かれていて、新聞社の内部抗争はとてもリアルに表現されていました。

昔のことなので忘れていることも多く、事件のことを思い出してくるとじわじわ感動する作品でした。堺雅人の「出来すぎだと思いませんか?」の一言が、とくに印象的で、この一言からいろんな想像ができました。もしかして、本当は事故の原因は判明されているのに、政府によって隠されているのではないか?とか、こんな時も日本はアメリカのポチなのか?などなどいろいろ考えちゃいました。

これ以上書くと、ネタバレになるので、この辺にして、
本筋とはあまり関係ないことで気になったことを書いてみます。

まず、昭和60年なので、携帯電話がありません。
大手新聞社は車に電話をつけていますが、地元新聞社の通信手段は公衆電話だけ。なので、事故現場の記事を新聞に掲載するまでかなりの時間がかかります。山に登って記事を書き、山を下りて電話を探す。カメラもデシカメじゃないから、現像にも時間がかかり、しかも、暑い夏だったから、もうそれは大変そうで・・・。

映画のパンフレットで、FOCUSのカメラマンだった人が、当時のことを振り返っていました。ホントに大変だったみたいです。この大変さは、23年経った今だから、わかるんだよなぁと思いました。携帯電話やインターネットって報道マンにとっても有り難いツールなんですね。

そして、もうひとつ気になったのが、男の嫉妬。
男のプライドや権力争い、男の嫉妬は陰湿です。身内同士で足の引っ張り合いをし、でも、今思うと、嫉妬で燃え上がるほど昭和の男は熱いです。心と心をぶつけ合って、殴り合いになるまで仕事をする。ここまで仕事にプライドを持つ男は減りましたよね。

映画の内容とは関係ない話ですが、日航ジャンボ機墜落事故の生存者は4名でした。その中に、当時12歳だった少女がいました。彼女がヘリコプターで救助される姿は忘れられない人も多いと思います。父と母と妹を一度に失った彼女は、その後、看護師さんになりました。阪神淡路大震災の時は、怪我人の手当をしたそうです。今は、結婚して子どもにも恵まれ、幸せに暮らしているそうです。それを知ったときはホッとしました。

ホリエモンこと堀江貴文氏が拘留中に山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」を読んだことがきっかけで、事故現場の御巣鷹山を登ったそうですが、その気持ちがなんとなくわかりました。クライマーズハイを観たら御巣鷹山に登りたくなりました。

7月5日




映画「ザ・マジックアワー」と「合い言葉は勇気」

三谷幸喜監督の映画「ザ・マジックアワー」を観ました。

 監督:三谷幸喜
 脚本:三谷幸喜
 出演:佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行
 公開:2008年6月


貸し切り状態の映画館で観ました。
つられ笑いってあるじゃない。
三谷作品は笑うことが醍醐味なので、他の観客につられて笑う事を期待していたんだけど、貸し切りだったので、一緒に笑ってくれる人がいなくて、ちょっぴり寂しかったです。

ストーリーは、まあまあかな。5点満点中の4点くらい。
三谷監督のパターンが見えてきたというか、過去の三谷幸喜ドラマ「合い言葉は勇気」に似ていた。「合い言葉は勇気」は、(豊島の)産廃問題を題材にしたドラマ。役所広司が売れない役者兼ニセ者弁護士、香取慎吾ちゃんが村役場の職員。「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市が役所広司で、妻夫木聡が香取慎吾。ドラマの視聴率はあまりよくなかったけど、私は「ザ・マジックアワー」より「合い言葉は勇気」のほうが好きかな。

でも笑えましたよ。
伊吹吾郎と寺島進が笑える。

番宣で「THE有頂天ホテル」に出演した役者が、全く同じ役で登場する!と三谷監督が言ってたので、あの人かなこの人かな、と予想して行ったけど見事にハズレました。答えは内緒ね。そりにしても、出演者は毎度の事ながら豪華。佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行の他に、綾瀬はるか、小日向文世、寺島進、戸田恵子、伊吹吾郎、香川照之など。みな楽しそうでしたよ。

マジックアワーって手品の技かと思っていましたが、映画の専門用語なんですね。マジックアワーの瞬間は、とても幻想的な瞬間で、最もこの世界が美しく映るそうです。映像を撮る人間にとっては、たまらない瞬間なんでしょうね。

7月3日




映画「僕の彼女はサイボーグ」とドラえもん

映画「僕の彼女はサイボーグ」を観ました。

 監督:クァク・ジェヨン
 脚本:クァク・ジェヨン
 出演:綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太
 公開:2008年5月


綾瀬はるか主演のラブコメ映画。
綾瀬はるかが、これでもか!これでもか!これでもかぁ〜!ってくらい可愛い映画でした。彼女は、人間とサイボーグの二役。鼻を骨折するほどサイボーグ役を頑張ったみたいですが、サイボーグのはるかちゃんは、ちゃんとサイボーグに見え素晴らしかったです。

小出恵介くんはカッコイイのにあまり格好良く見えなくて、
「猟奇的な彼女」の彼にどことなく似てました。
ていうか、韓国人の監督が撮ると韓国人に見えるんだね。

ストーリーはまあまあかな。5点満点中の3点。
日本人ならお馴染みのドラえもんに似てて、
小出恵介くんがのびたで、綾瀬はるかちゃんがドラえもん。
ラストがとくに似てました。

監督の娘さんは「ドラえもんオタク」とパンフレットに書いてあったけど、
やっぱり意識して作ったんだろうね。

映像は迫力があったけど、過去の日本はいただけなかった。
小出恵介くんの子ども時代がどう見ても変。
今、大学生なのに、昭和30年代の景色。辻褄が合わない。
誰か教えてあげればよかったのに。
そんな感じで突っ込みどころ満載でした。

綾瀬はるかファンには、たまらない映画だと思うけど、
そうじゃない人はつまんないかな。

7月2日




日本アカデミー賞映画「フラガール」の感想

松雪泰子の主演映画「フラガール」を観ました。

 監督:李相日
 脚本:李相日、羽原大介
 出演:松雪泰子、豊川悦司、蒼井優、山崎静代
 公開:2006年9月


実話をもとに作られた映画。
モデルは常磐ハワイアンセンター(スパリゾートハワイアンズ)。
日本アカデミー賞最優秀作品に選ばれた作品です。

松雪泰子がかっこい〜♪
男風呂に乱入するシーンが好き〜♪

とってもシンプルストーリー。
盆踊りしか踊ったことがない炭鉱娘が、
プロのダンサーとしてフラダンスを踊るまでの奮闘記。
家族愛あり、師弟愛あり、友情あり、郷土愛ありで、
愛に溢れていて泣ける箇所がいくつかあり、
見終わった後の気持ちよさといったらなんともいえません。

フラダンスって手話なんですね。
ひとつひとつの踊りや仕草にメッセージがあるなんて、
この映画を観るまでは知りませんでした。
スパリゾートハワイアンズにフラダンスを見に行きたい。

蒼井優の正座シーンがありました。
母親に叱られ、長時間正座させられたため、足がしびれてヨロヨロになります。実生活で正座したことがなかった蒼井優は、足がしびれる演技がわからなかったそうで、そんな蒼井優のために、監督がずっと正座してしびれる様子をみせたらしいけど、その演技なら私に任せて!と言いたい。しょっちゅう正座させられていたので自信あります。お仕置きといえば正座だったから。痛かったけど懐かしい思い出です。

6月10日



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