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君とみんなさまへ  (ゆうより)
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今までバカみたいに

『諦める』

『あと少しだけ』



そう言ってきた。





でも。




本当は諦める勇気さえない

あと少しだけって言って縋り続けているだけ。






「私は何をしたいの?」





そんな疑問をずっと持っていた。











私が何をしても君は振り向かない。




どれだけの声で叫んだって

虚しく響き渡るだけ。






泣いても誰も手を差し伸べない。










張り合える自信がない。

応援する元気もない。

想いを伝える勇気もない。








そんな意気地無し。





どれだけ周りに手を伸ばしたとしても


君にだけは届かない。









他の人と一緒に歩いている『今』から

少し後ろに下がってみた。








誰も私がいなくなったことに気付かなかった。







居場所さえ不安定な私は


いつ消えてもおかしくない。






そんな私を


誰が見てくれるというの。







君に見て欲しかった。


君の隣を歩いてみたかった。





全てが

望みで終わる。





何がいけなかった?





一人になろうと思った。


誰も寄せ付けないと誓った。








そうさせてくれなかった。


「あなたは一人じゃない」


あの時差し伸べられた手は



そう言っていた。








君からの言葉が欲しかった。


それさえあれば

何もいらなかった。






待ったけど何もない。

結局私の願いは叶わない。





哀しかった。

そこまで君は私に興味がないのだろうか。




きっとそうだ。






みんなも

私から離れていく。





何がいけないの?

行かないで
淋しい。

私のどこがだめ?

待って
教えて!





あの時差し伸べられた手は
嘘だったの。



なぜ私はみんなに良いように使われなきゃいけないの。





グルグル回って

分からなくなった。












ねぇ

一度で良いから私の声を聴いてよ。