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わけんわからん君。さまへ  (いろいろ。より)
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ホントに意味わからん。




なんやと!って思ってん。




あんたが、
それで幸せになれるっちゃったら。



なんて思うたけど。



あんたは、あたしに言ったやん。



付き合わんほうがいいよ。

縛られるかい。って。




なのに、あんたは
あたしのこと無視して。


また、あの子と付き合うんやね。





あたしは、また。



あの子に負けたっちゃね。




あたしは、また。




置いて行かれるんやね。





何かい言うても。



あんたは、
あたしのこと気づいてくれんやってん。





あんただけは。


っておもっとった。




あたしがバカみたいやわ。




いくら待っても。



あんたは振り向いてさえくれん。





疲れたわ。



それでも、あたしは。




ずっとあんたんこと


好きやっちゃろうなぁ。




悔しいわ。



いつか、帰ってきて。


とか。


あんたが幸せになれるなら。


とか。




さようなら。


とか。




愛してる。



とか。




何度も綴ったなぁ。





あんたには、一つも


伝えきれんやった。



あたしの、弱さの証明やね。






言っとくけどさ。





あんたが思ってるほど


あたしは弱くないからね。



そして、


あんたが思ってるほど


あたしは強くないからね。







何度も、不機嫌にさせてごめんなさい。



それが、あたしにとっての愛情表現だった。


ただ、素直に嬉しかった。






大丈夫。




あたしは、あんたがおらんくても。



全然やってけるんやから。




いまさら、心配せんでよ。




月。のこと、女としても見らんかった癖に。
お嬢。のこと、寄り添ってくれんかった癖に。
幼馴染ちゃん。のこと、当たり前と思っとった癖に。
三葉。のこと、覚えててくれんかった癖に。





もう。

背中からぶっ叩かせてや。



目、閉じとってな。



多分、あんたは数秒後に
顔を歪めるはずや。







背中に衝撃が来ると思ったら
なんや、背中があったかくなるんやから。



そして、嗚咽が聞こえてくるんやから。





そしたら、振り払って。



彼女のとこ行ってな。



走って行ってな。






彼女の元に帰る前に。




あんたも涙で顔を歪めて。


そっと、後ろ振り返ってよ。






そしたら、また背中からぶっ叩いてやる。