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勝くんさまへ  (maiより)
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正直あたしは自分に自信があった。

皆からは「可愛い」「美人」って言われ、
モデル事務所からはスカウトされ、

そして、モデルをしてるあたしは

自分に自信があった。

どんな男も振り向かせられる自信が…。

でも勝くんは違った。

あたしが好きになった人は
皆相手から告白してくれた。

でも勝くんは違う。

あたしなんかより、他の子が好きなんだょね。

あたしが話かけたって、素っ気ない。

あの子には笑顔で勉強を教えてくれるのに、
あたしには笑顔で教えてはくれない。

恋愛ってこんな切なかったのかな?

恋愛ってこんな難しかったかな?

今までとは違う。スムーズにはいかない。

勝君に聞いてしまった。
好きなタイプ…。

あたしとはまるで大違い。

何でも頑張る子が好きッて・・・
あまりめだたなくて、
それに話してみたら面白い子

だって。

全部全部あの子に当てはまった。

そして思い切って言っちゃた
「あたしじゃ駄目?」って

そしたら、君あんな笑顔だったのに

「俺お前みたいなやつまじ無理。
可愛けりゃいいって思ってるやつなんだろ。
俺は顔とか関係ないから。」

っていってどっかいっちゃったね。

もぅあたし終ったな。もぅ勝くんは無理だ。

でもでもでも好き。大好き。それだけは譲れなかった。

放課後、あたしが一生懸命モデルの歩き方の練習をしてた時

もぅ誰もいないと思っていたのに、
君がいたんだね。

あたしは焦ってた。

ライバルの子に負けたくなくて。

だから一生懸命だった。家でも学校でも。

そしたら君が
「なんだお前も頑張れるんだな、
努力しない人だとおもってた」って

言ってくれた。

その時嬉しかった。でも照れ隠しで

「馬鹿じゃないの?見ないでとこか行って」って

いってしまった。本当はとっても嬉しかった。

少しは認めて貰えたって。

もっともっともっと大好きになった。

叶わなくたっていい。
あたしはただ勝くんがすきなだけだから