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立場の違うあなたさまへ  (むぎまより)
IP: 202.157.125.73

あなたと出会ったのは1年半も前なのに、
恋をすることを止めていた私は、あなたを
1か月前から気にするようになっていた。

生きている世界が違う。
きっと、私を知ったら、誰もが私を嫌うだろう。
親に捨てられた私を、他人が拾ってくれるわけはない。

だから、ときめく感情を、何回もゴシゴシこすっては
消してきた。知らないふりをしてきた。
気のせいだって、言い聞かせていた、自分に。

そもそも、愛すこと、愛されることを知らずに育った
私が、恋愛とは?と考えたときに
答えが出るわけなくて。

一生、独りなんだと、覚悟していた。

でも、あなたの存在を、あなたの名前を知って、
「そういえば、事務所の角のデスクにいたなぁ」で終わっていたあなたと話をして、笑顔を見たときに

心が温かくなったんだ。

私、もともとコミュニケーションが下手だから、
事務所に寄った時にだけ仕掛けるいたずらで
気をひこうとすることしかできずに。
小学生かよ、って言われてもおかしくないことしか、
怖くてできなくて。

会話ははつらつとしてるのに、リアクションが薄い
ことも分かり、おしゃれなんだな、と思うことがあったり。少しずつあなたの一面を知っていく嬉しさを感じて。

あなたに会いたくて、勇気を奮い起こして頑張って良かったな。って思ってます。

まだまだ、あなたの半分も分かっていない。
まだまだ、恐怖と戦ってる自分がいる。
実らない恋だと、どこかで決めつけている自分もいる。

それでも、あなたが好きです。
一生言葉にして言えないから、ここで言わせてください。

あなたが好きです。