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先生へさまへ  (Mより)
IP: 219.0.106.53
先生、お元気ですか?

先生から家に電話があったあの日。
とてもびっくりしたこと今でも覚えているよ。

私は、わけがわからなくて、
とりあえず先生に会いにいったんだっけ。

会うなり先生は
「僕ね。僕ね。」なんて話すからびっくりしたんだよ。
授業の時はとても丁寧な話し方をする先生だったのに、
なんですか、その話し方(笑)

それに
「僕の友達になってほしい。」って。
おかしくない?

「君は卒業したし、今は僕と何も関係がない。
 だから、友達になってもいいでしょ?」って。

私、なんで先生と友達にならなきゃいけないんだ?って
すごーく変な関係だなって
すごーく変な言い訳だなって思ったよ。

でも、それも悪くないって思ったよ。
なんだか一生懸命な先生がとても可愛かったんだ。

先生は私よりも断然年上で、いい歳なはずなのに、
とても小さな男の子みたいにお願いする姿が
可愛くて・・・。

私は大笑いしながら、
先生とよろしくの握手したんだよね。

あの日のことは今でも覚えてるよ。

あの時ね、なんとなくこうなるんじゃないかって
ホントは思っていたよ。

先生は覚えていないかもしれないけど、
学校の廊下で先生と会ったとき、
一度だけ
みつめあってしまったことがあったんだよ。

あの時。

私、あの時から
たぶん先生は私のことを好きになるんじゃないか?と思ったよ。

先生にみつめられて すごくドキドキしたけど、
その一方で、あれ?ってずっと思っていた。

それが、あの時の握手でわかった気がしたんだ。

あれから もう何年だろうね。

先生がやさしくするほど苦しくなって、
私から離れたんだよね。

先生ごめんね。
でも、これで良かったと思ってるよ。

今でも、
先生が「愛してる」って言ってくれたこと
覚えてるよ。

そんな言葉が恥ずかしくて
私は「好き」という言葉で返すのが精一杯だった。

でも、
先生はいつもそれじゃダメだって
愛してるって言ってくれって、
僕を愛してほしいって
いつも力いっぱい抱きしめてくれたね。

私はそんな先生が大好きだったよ。

でも
ときどき思うんだ、

あの時の約束通り
ずっと友達でいたら離れずに済んだのかな?って。

そしたら今でも先生のそばにいられたのかな?

先生

先生のことが嫌いになったわけじゃないんだ。
本当は大好きで、ずっとそばにいたい。
でも、苦しいの。

だから 

祈っているよ。

先生がいつも幸せでいるようにね。