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ことさまへ  (だいより)
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僕があなたに会った時は普通のかわいい後輩だと思っていました。あなたは全然僕のタイプの女性ではないし、ただあなたの声がかわいいと感じていた。

そして今年の冬合宿で3日間あなたのそばで、あなたの声を独占して、滑った。

僕は本当に嬉しかった。

だって、だって大好きなあなたの声を誰もいないゲレンデで独占できたんだもの。

僕は本当に嬉しかった。

これって恋だよねって冬合宿の帰りのバスの中で思いました。
この3年間、前の二つの恋で自己中な人間不信に陥り、もう二度と人を好きになってはいけないんだって、もう女性の誰とも話はしたくないって思い完全に塞ぎこんでいた僕に人を想う心を持たせてくれた女性に出会えたんだってバスの中で一人喜んでいました。

あなたをとても大切にしよう。本当に心に決めました。

そしてBBQの時もあなたは来てくれました。僕は用事で遅れて行ったのですが、その時僕を見て「あっ〜 だいちゃんさんだ!!!」って言ってくれていたんだよね?そのことを友人から聞いて、死んだのかって思うほど嬉しかった。人を恨んだり、憎んだりしかできない最低なあの時期に死ななくてよかったと感じた。

追いコンの時も僕のライヴの時もあなたの事しか考えられなかった。

好きで好きでどうしようもなかった。ずっとあなたのそばにいたかった。もっとあなたの声を聞きたかった。

けど、僕はあなたの周りにいる他の誰よりも醜く、自己中な存在って自分自身思っていた。だから、あなたに話しかけられなかった。あなたの声を聞くためには、話しかけないとダメだってわかっていたけれども...

でも、勇気を出して僕は君に遊びに行く約束をした。「行きましょう」って返事を見た時、僕の頭の中はパニック状態でした。しかし、あなたが気になっている人を誘いたいって言った時僕は「もう終わってるな」って思いました、また勘違いかって思いました。

でも、でも、あなたと同じ時を過ごせる、あなたの声を聞けると思っただけで、僕は、嬉しかった。だって、またあなたのそばにいることができて、あなたの顔を見れるんだもの。

映画の前、早めに席につきたくさん話をしたよね?あなたと付き合えたなら毎日こんな楽しい時間が過ごせるのかって一人舞い上がっていた。映画を見ている最中でもあなたの事しか考えてなくて、全然映画を見れなかった。あなただけを見ていた。

けど、けど、けど、今日知った。今日あなたが他の誰かと付き合ったという事を。もう、僕はどうしていいかわからない。聞きたかったあなたの声が、大好きだったあなたの姿が誰かのものになってしまった。

そして、やっぱり僕は人を憎しみ、人を好きになるという世界とはほど遠い世界でしか生きていけないのだって悟った。だから僕は堕転します。もう幸せなんかいらない、安らぎなどもいらない。只只、人を傷つけ、憎悪し、破壊する。

本当はいやです。

けど、けど、けど、けど、ことちゃん!!!!やっぱりあなたの事が大好きです。待っていてもいいですか?