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背が低い野球部のKさまへ  (ゆかより)
IP: 202.172.80.194
私達が話さなくなったのは、小5の頃からかな。

最初はイヤな奴だった。

私は身長高いことを気にしてるのに、
わざと「デカ女」とか言ってきて。
まぁ、君は逆に「チビ」だったけどね。笑

小4の時、友達に「気になる人いる?」って聞かれて、
少し気になってたKの名前を出した。

そしたら、周りは皆ビックリしてた。

日に日に、Kのことを目で追いかけるようになった。
そしたら気づいたんだ。

ホントは優しいこと。

いつも笑顔なこと。

野球が上手いこと。

挙げたらたくさんある。

だけどあの日から、私達は話さなくなったよね。

なぜかは分からないけど、Kが私のことを好きって
噂が流れはじめたあの時から。

喋っても、1年にほんの数回。

そんな状態が続いて、中学に入学。

私は中1の6月から体調不良で学校を休み始めた。
今も。

Kに会いたい。

そう思ってたのはいつまでだったかな…。

中2になった今、Kが好きなのか分からなくなってる。

最近、2年生でカップルが増えてるみたいで、
KはMと付き合ってるらしいって噂があった。

私はというと、意外に冷静で、動揺なんてしなかったよ。
私にも気になる人ができたから。

でも、少しでも早く、自分の気持ちを伝えてたら、
違う未来があったのかな?

私は素直な気持ちを伝えることはできなかった。

けれど、Kを好きだった気持ちは無駄なんかじゃないって、
大切な気持ちだったって、今は思えるよ。

大好きだったK。

思いは伝えれなかったけど、
いつか笑って話せる日が来るって、
私は信じてるよ。

大切なことを教えてくれて、ありがとう。