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しんじさまへ  (Mより)
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2012.4.6。私はその日を絶対に忘れません。
中学最後のクラス。新しいそのクラス。
席に座って、顔上げて、最初に目に入ったのが貴方だった。
(かっこいい。。)
そう思った、貴方の横顔。

いろんなことがあったね。
修学旅行のバス中、私が誘った夏休みのデート、学園祭、合唱際、そして、あの日。

とても寒い日だったね。
二人湖のほとりでベンチに座った。真っ暗だった。
イヤホンをつけて貴方の好きな曲聞いた。
「手、繋いでいい?」私は勇気を掻き集めて言ったんだよ。
そして、震える声で何度も聞いた、「好きな人、教えて」。
貴方は恥ずかしそうだった。なかなか言ってくれなかった。
そして二人のつけているイヤホンから流れた曲。貴方が選曲した曲。
貴方は言った。
「この曲の題名は?」
その時さびが流れ出した。
「君が好き
 この響きに潜んでいる惰性の匂いがしても
 繰り返し 繰り返し
 煮え切らないメロディに添って 思いを焦がして…」
涙が止まらなかった。
貴方はシャイで、恋愛なんて、考えてないような人。
そんな人が、私の一目惚れした貴方が。。

辛いこともいっぱいあった。
別れ話もあった。お互いのためだといって。
「あの日、俺が下した決断は間違っていたんじゃないかと思ったこともある。」
そう言われたときは、死んでしまいたかった。
お互い愛していたから、尚更辛かったんだね。

ねぇ、愛してる。
貴方は私を今でも求めてくれる。
まっすぐに、まっすぐに求めてくれるね。
優しく抱くその焼けた腕も、柔らかい唇も、その笑顔も、
本当に愛しているの。

今でも怯えてる。貴方と、また、そんな話になったらと。
いやだよ。でも、好きだから。
本当は怖い。「馬鹿言うなよ」って、貴方は言う。
でも。

愛してる。愛してる。

そばに居てほしい。本当は寂しい。でも言わない。言ったら、貴方がどんな顔するかわかるから。

ただ貴方に知っておいてほしいこと。
「ずっと愛してる」