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しんくんさまへ  (Nより)
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あなたの左側を歩くのが当たり前だった

わたしの右側にはあなたがいるのが当たり前だった

仕事が終わったあとの数時間と

休みの日 いつも一緒にいるのが当たり前だった

どこに行くのもふたり一緒で

あたしの体調が悪いときには、いつも一緒に帰ってくれて

ふたり一緒にいられる時間を大切にしてくれた

あなたには帰らなきゃいけない場所があることは

ふたりが出逢った時から分かっていたこと・・・。

けれども どうしようもなかった

あたしたちは お互いの愛を確認するかのように

限られた時間 ずっと一緒に過ごしたね

ずっとこのまま一緒にいたい・・・

けれど それは許されないことだって

気付いてたけど 気づかないふりして

あたしたちは お互いを求めあった

でも やっぱり 苦しくて

あなたが家に帰る後ろ姿をみるのが苦しくて

どんどん苦しくなって

思ってもないのに 「別れて」って言っちゃったあたし

胸が苦しくて 息ができないほど苦しくて

あなたの哀しそうな顔を見るのが たまらなく苦しくて


あれから一年

あなたの声を聞くことも あなたの姿を見かけることも

なくなってしまったけど

わたしの心の中には 今もあなたしかいない

伝えることも出来ないけれど ずっと ずっと

これからも あなただけを 愛し続ける

遠くから あなたに気付かれないように

想ってるよ

ほんとに幸せをいっぱいもらったから

それだけでいい

たくさんの愛を ありがとう・・・しんくん・・・