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疎いくんさまへ  (二番目のオンナより)
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はじめてです。


君があんなに不機嫌になったの。



いつもの声の調子から打って変わってさ。



私が悪いんだけど、なのに、君は、文句ひとつ言わずに、明るい口調で、笑い飛ばそうとしてた「。
でも、本当に嫌だったんだよね。
いつも冷静な君でさえ、声のトーンがいつもと違ってたんだもん。


私が悪いのに、君は、ごめんね。とでもいうように私の手をぎゅっと握った。


苦しかった。
ただ胸が痛かった。


君に、こんなに苦しい思いをさせてたんだって。
こんなにも、傷つけてたんだって。


君はやさしいから、その大きな器で私のわがままも、嫌なところも受け止めてくれてたんだね。


鈍感で、感情に疎い君でも、あんなに不機嫌になるんだもん。


君に謝りたい。


別に、喧嘩になったわけじゃない。
不機嫌になった後は、すぐにまたいつものようにおしゃべりが始まって・・・。




今日も、塾帰り、君の姿を探してました。
会いたかった。
ぎゅっと抱きしめたかった。



ホント、私って調子いい。
だって、君を傷つけたのに、会いたいんだもん。
会う資格なんてないのにね。



君は今頃、もう、今日の事なんか忘れて、ケロッとしてるかな?



でもね、君は、感情に疎いけど、でも繊細なんだ。
ホントは思い出してないだけ。
心の奥底にたくさんたまってるの。



だから、前の彼女の事も、まだいい思い出にできないんだよ。

君が元カノとの過去を嫌がるたびに私は心配になります。
過去のいい思い出として残ってるのなら未練はないとわかるけど、話してくれないんじゃ未練も多少はあるのかな?


まぁ、そりゃしょうがない。
だって、元カノ可愛いもん。



















でも、私を見てて欲しい・・・・・なんてね。