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先生さまへ  (もえより)
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何度も何度も
あなたの背中を追いかけていたあの日々が、ひどく懐かしく感じます。

先生の大きな背中を、毎日追いかけていました。

立ち止まってこっちを振り返ってくれる先生に、好きだと伝えたかった。

けどあなたは先生だから言っちゃいけないことくらいわかってた。

わかってたんです。

あなたに会えなくなってから、伝えれば良かったとすら思ってしまいます。

振られた方が諦められたのでは、と。

だってあなたには彼女さんがいるんでしょう?

幸せそうに彼女の話をするあなたの顔が忘れられません。

その顔が私に向けられたらと何度思ったことか。

あなたを好きでいるのはもうやめにします。

いや、やめたい、だけです。

どれだけ忘れたくても忘れられない。

だからごめん。

まだ少しだけ好きでいさせてもらえますか。