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HIMさまへ  (JIJIより)
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最近、不意に君に会いたくなります。

勉強をしているとき、
お風呂に入っているとき、
布団に寝転がったとき、
ふと君のことを思い出します。

思い出しては、
ちょっぴりうれしくなって、寂しくなります。

少しでも早く君に会いたくて、
学校に早く行っているのを君は知らないでしょうね。
君が来るのは、
わたしが着いた30分後くらいだから。
意味ないって思うかもしれないけれど、
わたしにとっては大切なことです。

何が言いたいかっていうと、
君ばっかりが好きなわけじゃないよってことです。

君はわたしに、
好きだって言います。
わたしは君に、
好きだとは言いません。

わたしは、そんなに安く、自分の好きを売ってません。
本当は、恥ずかしくて言えないだけだけれど。

でも、心の中で、
小さな声で、君に向かって言います。

大好きですって。

好きという気持ちに理由がないと言った君の気持ちが、
今なら少しわかる気がします。

君のいいところも分かるし、
もちろん悪いところだってたくさん知っています。
むしろ、
わたしの苦手なところばっかりの君に、
どうして恋をしたのかと問われても、
これぞという答えは浮かんできません。

ただわたしは君が好きで、
今はそれで十分だと思うわたしは、
君を想う気持ちが足りないのでしょうか。

ただ好きという言葉に身を委ねるのは、
いけないことでしょうか。

それでもわたしは、
もう少しこのままで居たいです。

このまま君と一緒に居たいです。

別に、
わたしは君に幸せにしてもらいたいわけじゃありません。
幸せにはわたしが勝手になるからいいです。
だから、
君はわたしが幸せになれるように、応援して下さい。
それだけでいいです。
君も勝手に幸せになって下さい。
自分の人生になんですから。
とにかくわたしは君が幸せになれるように、
君を精一杯支えていきたいと思います。
君の幸せをとことん応援します。

わたしの恋は、もう終わってしまった気がします。

あの時のような燃え盛る感情はもう無いけれど、
それでもわたしは君が好きです。

それだけで、わたしは満足です。

これからは、
わたしはわたしなりに、
わたしの愛の形を見つけていくつもりです。

これが恋でないなら、
その先にあるのは愛だと思うから。

君もそう思いますか。
そう、思っていてくれたら、わたしはうれしいです。

二人の心にあるのが幸せで、
お互いの幸せを願うのがお互いの心なら、
それがわたしたちの愛の形だと思うんです。

ぎこちなくて、
意地っ張りで、
素直さの欠片もない片割れと、

やり手で、
甘えん坊で、
素直な片割れの、

不器用な二人の愛の形だと思うんです。

これからもわたしの隣に居てくれますか。

君が新しい愛の矛先を見つけるまで、
君の愛を受け止めてもいいですか。

二人の心にあるものが、同じだと信じていいですか。

明日も、明後日も、これからずっと、
あなたが幸せでありますようにと、
そう願っています。