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やっぱり大好きな君さまへ  (信じてた私より)
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花火大会の前の日、君からの電話はなかった。
友達に諦めろって言われたのに、私は諦めなかった。
君を信じたかったから。

その時にかかってきた友達からの電話。
君は伝言で友達に集合時間を伝えてた。

ほらね?君は期待を裏切らない。
だからまた、期待してしまう。

花火大会は、本当に楽しかった。
きっと一生忘れられないよ。忘れたくないよ。
すぐ溶けちゃったかき氷。
生クリームをあげたクレープ。
並んでみた打ち上げ花火。

そして、帰り道。

「送ってってもらったら?」
って友達の言葉は私にはわざとらしく聞こえたけど
君は
「いいよ」
って。
二人で並んで歩いた帰り道は
いつもの二人に戻ってて
言いたいことなんて言えるはずもなくて。
ちょっぴり悔しかったけど
こんな君を知ってるのは私だけかもって
これからもこんな二人でいられたらそれも幸せだって

すきだよ

私の本当の気持ちは遠くなっていく君の背中につぶやいた。