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きっとまだ仲良くない君さまへ  (恋できない人より)
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今日は色々お疲れさま。
思ったより暑い、天気のいい日で良かったね。
相変わらず、私の気持ちは憧れの人に向いています。
君のことは頼りなくて可愛いだけの人に見えます。
恋愛感情が無くなっても、あなたのどうしようもない部分は私がフォローしてあげる。

先輩たちに、君は誘われていたね。
「近くにカフェバーがあるんやけど、飲みに行かん?」って。
飲みのお誘い羨ましー、とか隣でぼんやりしていた私は君の言葉に耳を疑ったよ。
「……○○ちゃんが行くなら、俺も行きます」ってさ。
なんだい、それ。
君が行きたければ行けば良いんだよ。
私の都合なんて聞かないで。
いつもの優しい瞳で微笑まないで。
恋愛感情が無くなった今も、君は変わらず思わせぶりなことを言ってくるね。
その後は、色々ごたごたして、話はうやむやになってしまったけれど。
どうして、私をこっそりと飲み会に誘ったんだい?
教えて欲しいな。ちょっとで良いから。

他の同期にはちょっとだけ相談したけど、君に相談するのは気が引ける。
少しだけ、片思いになりそうな憧れの先輩がいるんだ。
私はよっぽどのことがなければ、それなりに色んな男性がストライクゾーン内だし、割と好きな人が多いのよ?
その先輩は、全然接点のない人なんだけどね。
でも、君には相談できないや。
なんだか、君が悲しむような気がしてならないの。
どうしてなんだろう。君には、素敵な年上の女性がいるのに。彼氏持ちだけど。

私と君は似た者同士。
お馬鹿なこと言って周りを困らせる天才同士。
ねえ。
友達で良いよ。
ずっと隣にいて。