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2番のあなたさまへ  (僕より)
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どうやら
馬鹿って本当にいるんだよね
僕とか、そう。

あなたが僕を好きになってくれて
それを信じていいか
まだわからない。

顔も知らない僕にいきなり
好きだなんて
本当にあなたってあなたが言った通り
癖がありすぎるって

声を殺して笑ってしまった。

傷は癒えてないから
まだあの人が一番で
あなたを一番におけなくて

忘れさせてあげる
2番でもいい

そんな駄目だよ

愛してるとか簡単には言えない
だってあの人に言った言葉は
そんなに軽いものじゃなかったから

そして不意に気付いたこと

あなたにはまだ言ってないけど

あなたの性格
あなたの誕生日
あなたの血液
あなたの声のトーン

本当にあの人と近くて、同じで、似ていて
吐き気がするほど怖い。

そして依存

怖い

あの人を失って
あなたが私の傍にいてくれるようになった
形はなくとも

そしてまたおんなじことを
繰り返そうとしてる

あの人が一番好き
だから、似ているあなたが好き

そういいかけてしまった。

まだ信用できない
好きだけど
好きではない

そんな矛盾ばっかり

不安です
二番のあなた
僕はおもちゃじゃないけど

あなたを好きになっても
本当にいいんでしょうか……?

結局捨てられることは
わかっているんだけどね

その時は自分を失くす

もう、
心なんて割れてないから
その割れた破片で自分を傷つけてる

だから捨てられたって
もう大丈夫だよ


二番目のあなた

ありがとう
幸せです