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いつも側にいてくれた君さまへ  (君を想い続ける私より)
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3歳でこの街に引っ越してきた私。
私の家の隣にに住んでいた君。
お互いの妹が同い年で、
君は私の2つ上。
親同士が仲良くなって、
よく飲み会をしたよね。
妹同士が遊んでいたから、
いつも私と君の二人だけ。
最初は「お兄ちゃん」のような
頼れる存在だったけど、
いつの間にか
君と一緒にいると
胸がときめいている私がいた。
小さかった私は
それを「恋」と呼ぶなんて
知りもしなかったけどね。

森の中でキャンプした時のこと
まだ覚えてる?
君が朝早くに
私のことを起こしにきて、
親に内緒で
雨上がりの森の中を
探検したよね。
二人で同じ場所で転んで、
それからの君は
私の手をぎゅっと握って
前を歩いてくれた。
私たちより大きな草を
掻き分けてったら、
君が突然
「滝だーーっっ!!」
って叫んだよね。
君より小さかった私に
見えるわけないじゃない。
でもね、
君の笑顔が輝いていたことは
ずっと忘れられないの。

私が小学生になってすぐ、
君は隣町に引っ越した。
学校は変わらなかったけど、
全然会えなくなった。
それから君との距離が
少しずつ離れていき、
もう一緒に遊ぶことはなくなった。
いくら歳を重ねても
君への想いは変わらなくて、
これを「恋」と呼ぶのだと
気づいたときには
もう遅かった。

私は今年の春から高校生、
君は違う高校の3年生に。
私の親友が君と
同じ高校に行くから、
君の話を聞くようになった。
君は髪を明るく染め、
制服をだらしなく着こなし、
ポケットに手を入れて
歩いているんだってね。
変わってしまった君。
私の知らない君。
でも、君に会いたい。
見るだけでもいいから、
会いたい・・。
こんなにずっと
君を思っているなんて、
私変かな?

笑われたっていいよ。
君が好きなの。
一番近くにいて
一番遠い存在だった。
私は変わらずに
ずっと君の事を待つよ。
だから、いつか
私の想いに気づいてね。