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ナルトさまへ  (ユメカより)
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君はいつだってヒーローだった!
どうやって出会ったんだっけ、あぁそうだ、思い出した。

出会ってすぐ君に恋をした。
恋しないわけがないよ。
君はみんなからすごく嫌われていて、その時は私よりも小さくて。
君は泣かないのに私ばっかり泣いてた。

だから君が受け入れられたとき、最高にうれしかったんだ!
君の何もかもが報われますようにって、願ったくらい。

だけど君の道はいつも困難ばっかり。
君は大切なものばかりをとりあげられる。
できることならすぐに君の所に行きたかった。
「大丈夫、この後絶対に君は幸せになれるから」って、伝えに行きたかった。
まぁそんな言葉、君にはいらなかったね。

君はどんどん強くなって、私よりもすごく大きくなった。
いつの間にか君の周りには君の味方があふれるようになって
敵だって、君に変えられた。

そんな君の道に、また、とてつもない困難が来たね。
それもすごく悲しいつらい苦しいもの。
あの人の事は私も大好きだった。
でも君の思いなんかとは比べ物にならない。
泣く資格なんてないのに、私はまた泣いてた。

このときは、君も一緒だった。
君の悲しみは、私にはどうしようもできなかったけど、君が乗り越えてくれて、本当によかった。

そのあとも、たくさん戦って傷ついて失って手に入れて受け止めて受け止められて変えて、また強くなって。

いつの間にか君は、みんなのヒーローだった。
誰に聞いたって、まぎれもないヒーローなんだ。

君と同じ世界で、同じ道を歩けたらって、何度も思った。
君と友達になれたらなんて言おうって、考えた。
君に名前を呼んでもらえたらって。

君は、ずっとそこにいてくれるような気がしてた。
でも、本当はわかってたんだよ。
遠くに行って、君がもどってこないこと。
悲しくて悲しくて、胸が締め付けられるって、こういうことなんだなって思った。
どう生きていけばいいのか、わからなくなたんだ。

あぁでも!
でも君はそこにいたんだ!
随分と大人になっていたんだね、かっこいいよ。
あーあ、お父さんになっちゃっているんだね。
そしてついに、君の夢は叶っているんだね!!!!
私はずっとわかってた。
君が夢を叶えることなんてわかってたんだ。
努力し続けた君のが叶うのは当たり前だよ。

私は君を思い出すたび会えないことに切なくなるけど、それよりもずっと多く勇気をもらうんだ。

変わらない愛があるっていうこともね。

君は私の人生のヒーローだ。
君の事がずっとずっと大好き!!!!
ありがとう、ナルト。