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忘れてしまいたい過去さまへ  (?より)
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 甘い言葉、甘い囁き、甘い誘惑、それに素直に差し出せばきっと一時は甘くほろ苦い夢を見れ、酔いしれられるのだろう。現実のことを忘れて、自分のやるべきことも忘れて、楽になれるのかもしれない。しかし、私は人間だ。生きるためにそんな禁じられた果実を口には絶対にしてはいけない。例え、悲しみと苦しみに挟まれたとしても、今自分が出来ることをただするだけだ。素敵な夢物語も幻想も非現実的なことも今の私にはいらないさ。大丈夫、きっと何か自分でもほんの少しでもできることがある。

 世の中、忘れたい過去も経験もある。でもそれに負けて自
分を駄目にしてしまうのは駄目だ。ただただ、今の自分が出来ることをするだけだ。昔、学生の時に片思いを一回だけした。その時の私はただ感情任せで相手のことを考えることができない奴だった。だからその相手に迷惑を掛けたし、失礼なことをした。何年も後悔したって遅いことはとっくの前に知っている。後悔が苦しくて悲しくて悔しかった。何度も記憶を消して忘れてしまいたいと思った。でも、その経験のおかげで色んなことを学べた。だから、どんなに過去が苦い思い出でも私はそのことをいい経験としてこれからも生きていこう。