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詩音さまへ  (百葉より)
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なんだろうね、この気持ち。
やっぱりやめといた方が良かった?
これでスッキリするって、百は思っちゃったんだね。

実際悔いが残っちゃって 失敗したのも自覚して 思い出したくない気持ちに囚われて

百だって色々悩むんだよ?(笑)お返事くれないってことは、「ダメ」だってわかるけどさ、君の口から聞きたかったなあ……。

男の子とね、あんなに話したのは君が初めてだったんだ。
男の子って不思議だったよ。楽しかったよ。

でも、君は違ったのかな…_______

まだ諦めきれないこの気持ち。これは「恋」でいいのかな?
半分諦めて半分期待しちゃってさ。すれ違ったとき顔見ないようにしてんの分かってる?直視したらいけないんだ。笑えないし、すぐ逸らしちゃうし、悲しいし、気まずいし、も一度見返しそうで、でももう君はいなくて。

クラス違って良かったね、悲しくなんてないよ。
だって、気まずいじゃん。隣の席になるかもしれないんだよ。一緒にペア組まないといけないかもしれないんだよ?
そうなったら…気まずいじゃん?

きっともう戻れない。
同じ時間は必ずしも戻ってくるとは限らないもんね。
楽しいのは、きっとあの一瞬だけで十分だったんだよ。

百は君のこと嫌いじゃないよ。
嫌う理由なんてないし、嫌う思いなんてないから。
でも、もし、君が誰かと付き合ったりしたら憎んじゃうぐらいの好きだからね。

でもまあ………

そのとき百はきっと、「おめでとう」って言っちゃうんだろうな……_______