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H.Kさまへ  (M.Aより)
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この手紙をあなたが見つけることはあるのかな?
もしその時、私たちはどうなってるのかな?

あなたのことが大好きでした

あなたはもう気づいてると思うけど、ずっとずっと大好きだったよ
あの子があなたに告白する前からずっと。
私たちが出会ったのは中一の春。階段の踊り場でお互い友達を待ってたね
あの時はこんな風になるなんて思ってなかった
あの時からやり直したいな
やり直せたらいいのにね

あれからいろんなことがあったね。
沢山の思い出が出来た
最初は全然好きなんかじゃなくて、ただずっと思ってた
あなたに笑ってほしいって
なんで友達といるのに笑ってないのかなって。あなたはきっと気づいてたんだね。その子が君のことを好きじゃないって
でも、あなたはだんだん笑うようになった
よかったって思うと同時にどんどん変わっていくあなたを見てるのは寂しかった

目があったらずっとお互いに離さなくて、帰りは部活が早く終わってもなぜかあなたがいて。話さなかったけど、ずっといつも近くにいた。昼休みのバスケのときだって、よく目があって
そんな日常はずっと続くと思ってた
でも、そんなはずがなかったんだね
だって、私たちは友達ですらないんだから

あなたにはいつか大好きな人ができる
それは私じゃない誰か
すごくうらやましいよ
あなたと恋に落ちて、あなたに大切にされて、毎日笑いあえる
ほんと、あなたの運命の人に生まれてきたかった

もうあなたと会うことはないんだろね
バイバイって言えなかったな
これで最後な気がしなくて、言えなかったのかな
違う、最後にしたくなかったんだね、きっと。

長くなってごめん。
最後に伝えていいかな?

生まれてきてくれてありがとう
あなたに出会えてよかったです
あなたを好きになってよかった
これが私の最後の恋になるって思った。本気で愛せたひとはこれから先もずっとあなただけだよ(笑)

さようなら
ばいばい