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ケジメさまへ  (ゆうより)
IP: 116.81.118.245
ショックだった。まさか、って思ったけど、証拠もあったから、認めざるを得なくなった。

ただただ、驚いて、悲しくなった。ずっと、好きだったのに。結局叶わない。

でも、天才君があの子のことを好きだと知った時、あの子がいたし、顔には出さなかった。

悲しいなんて、思わないようにした。

笑っていれば、誰も気付かなかった。

天才君がウチのこと好きじゃないなんて、そんなこと思われていないなんて、元から分かってた。

分かってたけど、信じたくなかった。

もしかしたら、って思えれば、好きでいられた。

でも、今回はっきり分かった。ウチが入る隙なんて、1ミリもないんだということが。

知ってる?天才君とあの子、両思いなんだよ?

でも、あの子は周りがはやし立てる限り、付き合おうとしないと思うよ。騒ぎ立てられるのを、1番嫌がるから。

だから、見ていてすごくもどかしい。

ウチは2人が付き合うのなら、諦められる。

でも、そうしない。

チャンスがあるのかなって、思われてもしょうがないよ。

好きなら、両思いなら、付き合ってよ。

ウチみたいに、天才君が好きな人がいるかもしれない。そして、あの子を好きな人がいるかもしれない。

その人達は、どうすれば良いの?
諦めるの?諦めないの?応援するの?

こんなこと言ったら、「自分は知らないよ。周りの勝手だろ」って言うかな。

そうだけど、両思いってあんまりないんだよ。

片想いで終わったり、両思いでもお互い気付かなかったり。そう考えたら、両思いで、お互いそのことを知っているなんて、すごいと思う。

冷やかしが嫌なら、言わないから。
騒がれたくないなら、騒がないから。

あの子のことも、天才君のことも、ちゃんと考えるから。



だから、お願いします。

自分勝手だけど、苦しみたくない。
終わってしまった恋を、もう一度したくない。





ケジメだけ、着けたいんだ。





敬具 ゆう  天才君様