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負けを知らない人さまへ  (勝ちを知らない人より)
IP: 180.22.164.68
負けを知らない人へ

去年の7月に出向先で出会った負けを知らない人へ。

忘年会の二次会の時にコンビ二に一緒についていってくれたあの日。

一次会で酒を飲んで気分も高くなりお互いの体の距離も普段より近かった。その近さは思わせぶりだった気もして。

買って戻る夜道にふざけ半分で「そんな思わせぶりな態度とって、ここで今俺が《抱け》って言ったら抱けるの?」なんて言って前見て歩いていたら「こうすればいいの?」っていきなり後ろから抱いてきた貴方。

本当に抱いてくれるとは思わなくてびっくりした。女性に抱いてもらったのは人生で初めてだった。

手もがっちり握って、その後に「私、ワガママだからいきなり抱きついたりキスしたりしちゃうの」なんて少し悲しそうな顔して言われたけど、そんなワガママなところとかがまた可愛らしくて寧ろ俺はいつでもその気持ちを受け止める。他の男がそのワガママさを嫌っても俺は違う。

温かくて柔らかい体。俺の胸に顔を埋めるように抱き合った時、異性を抱くことで今までに無かった感情が芽生えた。「この人と一緒になりたい」「もっと抱き合いたい」

定時後に呼び出して色々話をした時に、普段他の人には絶対言わないような悩みや辛いことを話してくれた。心を開いている人にしか絶対に言わない内容だった。

頭を撫でた時にみせたあの笑顔、外で暗くてはっきりは見えなかったけど、本当に可愛かった。



5歳年上の貴方。同い年じゃなくて年上だったから余計に可愛いかった。

貴方は「負けを知らない」なんて何かの話の中で言ってたけど、そしたら俺は「勝ちを知らない」男だ。

だが、


「好き」って結局言わない、いや、言えないまま出向期間は終わった。

でもあの時「私は貴方のお嫁候補?」って聞いた時に「そうだよ」って言えただけ良かった。好きなことは貴方も知ってたから。

もう仕事で用が無い限りそちらの事業所にも行かないから一目見ることも出来ない。

今までありがとう。そして、もしかしたら「さようなら」と言うべきなのかもしれないけど。

今でも大好きです。



メンテ2017/05/14 00:30