結婚奮闘記

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プロポーズ

 2000年3月頃からそれらしき事は言われてました。

 それから1年経ち、今年に入ってから 「来年の夏頃に一緒になりたいと思ってる」と言われ、正式には今年の4月29日に、彼が中3〜高校3年間という一番多感な時期を過ごした、思い出がたくさんある広島でしてもらいました。

 一日の予定を終えたホテルの部屋でのことです。留学を優先するか迷っていたけれど、今は彼の側で彼との絆を深めていきたいと決心し、その想いを彼に話した後に「結婚しよう」と言われました。

 この旅行が決まった時から、彼は自分が育った場所で言おうと決めていたようですが、そんな事知らなかった私は大感激で泣いてしまいました。

 ただ、この日はちょっとしたアクシデントがあったんです。前日までケンカしてた上に、当日は私が寝坊してしまい、待合わせ時間に彼からの電話で起こされ、思いっきり怒鳴られました・・・。

 すっぴんで髪もボサボサ、半泣き状態で駅に向かうと、反対から彼の姿が見えました。怒鳴られるかな?嫌われるかな?もう私達ダメかな?・・・いろんな考えが頭をよぎりましたが、彼は怒るでも怒鳴るでもなく、冷静に 「電車じゃ間に合わないから、タクシーで行こう。」と一言。

 タクシーの中では二人とも無言で、私は自分が情けなくて窓のほうを向いて泣いていました。彼はそれに気付いたのか、無言で私の手をギュッと握り、空港に着くまでずっと手をつないでいてくれたんです。

 運転手さんがとばしてくれたお陰で飛行機には十分間に合い、仲直りもできました。

 ちなみに、「ごめんね」と謝った私に彼が言った言葉は、「間に合ったから大丈夫だよ。それより早く顔つくらなきゃ(化粧しなきゃ)な!!」でした・・・(-_-;)

 彼はプロポーズしてくれた後に、朝私が来るまでは「どんな風に怒ろうかと考えていたけど、一生懸命走ってくるひなの姿を見たら、これ以上ひなを傷つけちゃいけない、俺が守らなきゃいけないんだ・・・と思った」と話してくれました。

 私もタクシーの中で彼が手をつないでくれた瞬間、「やっぱり彼じゃなきゃダメだ。」という想いでいっぱいでした。これも大切な思い出の一つです。

ひなの結婚体験談2月18日



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