結婚奮闘記

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ご挨拶

彼が私の家に来てくれたのは、一月の終わりの土曜日でした。

「一緒にご飯でも。」という母の言葉に、私は一日かけて部屋を掃除し、料理を手伝い、夕方彼を迎えに近くの待ち合わせ場所まで行きました。
早く着きすぎてしまったらしい彼は、落ち着かなかったようで、冬空の下、車をおりてスーツでうろうろしていました。
とにかくとても緊張しているのが伝わってきたので、私もドキドキでした。

家に着き、玄関でまず母に挨拶をし、菓子折を渡してくれたのですが、そのとき彼の手が震えているのに気づいてしまいました。
それから、父も入れて夕食になりました。

彼は終始、真摯な態度で両親と会話をしてくれて、私も最初は緊張していましたが徐々に落ち着くことができました。
ただ、彼が料理を口に入れようとすると、気を遣って父が話しかけるので、なかなか料理を食べるタイミングが掴めなかったようで、それが隣で見ていておかしかったです。

最後に父が「まず娘をご両親に会わせていただいて、その後で私たちも会いたい。」と言ってくれ、彼が「よろしくお願いします。」と頭を下げてくれました。

両親とも、彼の印象がとても良かったようで、特に父は普段聞いてもらえない仕事の話を彼が一生懸命聞いてくれたのでご機嫌でした。



そして今日、私が彼のお宅にご挨拶にうかがいました。
とてもあったかいご家庭で、彼のお兄さんやお姉さん、甥っ子さんや姪っ子さんまで総出で出迎えてくれました。

彼の人柄や誠実な態度は、このご家庭だから生まれたのだなと思い、嬉しくなりました。

姪っ子さんが今朝、「家族が増えるんでしょ。」って言っていたそうです。
今日、私も改めて「ああ、こんな風に家族って増えていくんだな。」と思いました。
それはとてもとても素敵なことに思えます。


これで挨拶が済んだので、これから両家の顔合わせをする予定でいます。
入籍は当初の予定より遅れますが、なるべく春休み中にはと思っています。

最近、彼と会うたびに、以前と気持ちが変化したのを感じます。
自分の気持ちが穏やかになり、彼を愛おしく思う気持ちが増えました。
今は、「この人とこれから一緒に住んで、一緒に人生を歩いていけるんだ。」と思うと、その安心感と幸せに涙が出ます。

恥ずかしいですが、私、幸せです。

あげはの結婚体験談2月12日



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