結婚奮闘記

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夢がかなった日

チャペルに足を踏み入れたとたん目に飛び込んできたのは、真っ白いバージンロードの向こうに光り輝く真っ青な空と海でした。


7月29日。
沖縄はびっくりするくらいの快晴でした。
前日かすんで見えていた水平線は、くっきりと青く光っていました。

午前中にサプライズな出来事がありました。
ホテルの部屋で、自分で一生懸命ネイルを塗っていたときです。
コンコン。
「お届け物です。」
びっくりして受け取ると、なんとそれは生徒からのウェディングベアでした。
タキシードとドレスを着た可愛いペアのクマ。
ついていたカードは滲んでしまって読めませんでした。

式の2時間前から、私はお支度をする部屋でメイクや髪型を整えてもらっていました。
そばには届いたばかりのオレンジと黄色のバラのブーケがあります。
真っ白なブーケと散々迷ったものの、オレンジと黄色が大好きな色であること、真夏の空と海には絶対映えるなと思ったことから、決めたブーケでした。
見たとたんに本当にイメージ通りのブーケで、「ああ、これで良かった。」と思いました。
メイクをしてくださる方には、「オレンジに映える色でお願いします。」と伝えました。

1時間後、鏡の中にはお姫様みたいな自分がいました。
「わぁ、白雪姫みたいですよ。」
スタッフさんが誉めてくれます。

緊張している主人と歩き方や腕の組み方、ベールのあげ方などをリハーサルしてから、神父さんとお会いしました。
神父さんとの打ち合わせを終え、扉を開けると、そこには主人以上に緊張した父が待っていました。
父の手で、ベールを下げてもらい、いよいよ入場です。

真っ白い扉が両側に開いたとたん、ベールごしに目もくらむくらいの美しい空と海が見えました。

父から主人の手に渡され、腕を組み、まず神父さんのお話から式は始まりました。
そして誓いの言葉。
主人のはっきりとした力強い声を聴いていて、思わず涙が(実は一緒に鼻水も)出てきてしまいました。
私の声は震えていたと思います。
私の右手は主人の左手にそっと添えていただけですが、主人のその腕がすごく頼もしく感じられました。


親族に囲まれて大好きな沖縄で、最高のお天気で挙げられた式。
今まで辛かった出来事も、色々乗り越えてきたことも、すべてすべて、今日この場所でこの人とこの日を迎えるためにあったんだと思いました。

遠くから見守っていてくださった皆さん、本当にありがとうございます。



最初で最後の最高の花嫁になれました。

あげはの結婚体験談8月6日



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