結婚奮闘記

スポンサーリンク



病気のはじまり

今回は、結婚とはちょっぴり離れた奮闘記になるかもしれません。

いよいよ2009年になりました。

結婚式まであと4ヶ月と少し。
幼稚園でのお仕事も残り3ヶ月になって、ほんの少しずつ、実感がわいてきました。

1月半ばにはお正月の行事、2月頭には豆まき、3大イベントのひとつ、おゆうぎ会。
3月には最後の参観日、そしてかわいぃかわいぃ我が子たちを年中さんに進級させます。

思えば1年前、それはそれは小さくて、「ママがいい」って泣いて、お友達を叩いたりひっかいたりすることでしか気持ちを表現できなかった子どもたち。
少しずつ幼稚園に慣れて、先生に慣れて、毎日とびっきりの笑顔で「先生(^▽^)」って言ってくれるようになりました。
毎日のようにお手紙をくれるようになりました。
「先生、大好き!」って何の前触れもなくキラキラした瞳で告白(笑)してくれるようになりました。

子どもたちには、本当にたくさんの気持ちをもらいました。
こんな私を“先生”にしてくれたのはまぎれもなく、33人の子どもたちです。

社会としては厳しい職場でした。
先輩の先生たちにはたくさんご指導いただきました。
その全てを受け入れられたわけでなく、時には理不尽だって思うこともあったり、悔しい想いをしたり、お腹が痛くなったり・・・もしました^^;
だけど振り返ってみると、たった二年間だけど、中身は倍ぐらいあったんじゃないかってぐらい、とっても充実した二年間でした。

この幼稚園で働くことができてよかったと、心から思えます。
そして、この道がやっぱり大好きだって改めて思いました。
幼稚園教諭としてはもちろん、人として、育てていただいた二年間でした。

もちろん、体も壊したし辛い想いもしたし、両親には心配かけてばかりだし、退職することにもう戸惑いはありません。
だからこそ、残された時間を大切にしようって強く思った今年のお正月でした。



そんな矢先・・・
風邪をひいたみたいでした。
咳がずっと出てて、ある日とうとう発熱。
彼に、近くの病院に連れて行ってもらいました。

実はお正月明けた頃から、手足・顔の浮腫みが気になってました。
先生たちからは「お正月太り?」「幸せ太りやろ〜ww」なんて冷やかされるぐらい、コロコロとしてました(笑)
ある朝なんか、顔じゅうが浮腫んで、目が開かないほどでした。

小さい頃腎臓病にかかって、何年も治療してた私にとって、浮腫み=腎臓っていうのはわかりました。
わかったけど、でもまさかって思ってた。
そのときの腎炎は完治したはずだったし、普通の生活をしてても今まで何の影響もなかったから。

でもどうしても気になったので、風邪で行ったんだけど、お医者さんに浮腫みが気になるってことを伝えました。
そしたら、尿検査と血液検査を一緒にしてもらえることになりました。
ついでに、レントゲン。(これは咳の方です)

彼は夜の当番のお仕事があったので、ひとりで検査結果を待つことに。
尿の色を見て、ある程度予想はつきました。
待つ時間は長かったようで短いようで・・・
1時間後。

先生から出た言葉は、

「危険な状態です。即入院が必要です」



はい????


理解ができなくて、私の口から最初に出たのは
「2月の初めに、おゆうぎ会があるんです」
でした^^;

先生は
「とんでもない」って言ってました^^;;



先生は、その後わかりやすく説明してくれました。

私の腎臓は、今すぐ精密検査が必要とのこと。
体は、絶対安静。
ここでは設備が整ってないので、もっと大きな腎臓内科がある病院に行かなければならないこと。
併せて、肺炎になっていること。

本当はこのまま今すぐ入院がいいらしいんだけど、無理行って、翌日のお昼まで待ってもらうことにしました。
2、3週間の入院が必要とのことだったので、子どもたちにどうしても会いたくて。
ひとりひとりをぎゅうって抱きしめたくて。


病院を出て、まず同期の一人に電話しました。
話しながら、涙が溢れてきて止まらなくなった。

腎臓病は・・・入院して、退院したらハイ、治りましたって病気じゃないことはわかってる。
きっと小さい頃みたいに長くかかるんだ。
一度入院したら、2週間なんかじゃなく、もっとかかるかもしれない。。。(実際1ヶ月かかりました)
怖くてどうしようもなくて、泣いてしまいました。


タクシーで帰ってる途中、心配した彼から電話がありました。
私は「ごめんね」しか言えなかった。

結納が10日後に迫ってました。

2月末に入籍、5月に結婚式。

突然健康じゃなくなった私が、結婚できるんだろうかって。
彼や彼の家族に迷惑かけるにちがいない・・・
そう思ったら、謝らずにいられませんでした。

入院って聞いた彼は、意外と冷静でした。
「治るように、一緒にがんばろう」って、力強く言ってくれて、その言葉にまた涙が出たのでした。


この日から、突然私の生活は変わりました。
生活というより・・・意識かな。

何に関しても、まず体のこと、病気のことを考えて過ごすようになりました。
闘病生活の始まりです。

さきぽんの結婚体験談3月24日



リンク

スポンサーリンク


XML

Powered by teeter totter Ver.2.16-C