結婚奮闘記

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彼と結婚したいのかどうなのか、わからない

事故の件は解決のメドがまったく立たず、1ヶ月2ヶ月・・・・1年・・・と時間だけが虚しく過ぎていきました。

2006年に入ると、段々と私も周りの人から
「結婚は?」
「彼いるのに、まだ結婚しないの?」
「2年も付き合ってるなら、そろそろじゃない?」
「ぼーっとしてると20代終わるよ。」
とかなんとか言われだし、いつしか「結婚」に対しての焦りや不安が一人歩きしはじめました。

この頃には母も私も彼の話をする事に抵抗がなくなってきていたし、母が「さとこがトット君(なぜか母は彼をそう呼ぶ)と結婚したらさ〜」と口にすることも多くなり、段々と母も私と彼が結婚するであろうと考え始めていたように思います。

ですが、やはり基本的には「反対」という姿勢は崩れてはいませんでした。やっぱりその状態は苦しくて、早く抜け出したい!と思うこともたくさんあったし、この状態から抜け出す方法は「結婚」以外にない!と思い込んでしまっていた部分もありました。

気がつけば周りの人からの言葉と、抜け出したいという思いから、彼に「結婚どうするの!?」と問い詰めることが多くなっていました。段々と結婚の話を避けることは少なくなってきた彼ですが、「いずれはしたいけどね〜。」といつも私の気持ちなどお構いなしのどこか他人事のような口ぶりで、私の怒りに火をつけてしまうのでした。


彼と結婚するのにあたって考えなければいけないことはまだありました。

彼が故郷に帰るか?ということです。

私自身、彼の故郷の北海道で暮らす事に不安を感じることはいまだにたくさんあります。体のこと、仕事のこと、環境のこと、お互いの親のことなどなど。彼は彼で「もう北海道には帰らない。」という日もあれば「40歳過ぎたら帰ってもいいかな、と思う。」「やっぱり親のそばで暮らしたいかも。そのために親も家新築したらしいし。」という日もあって、結局どうしたいのか!?はっきりしませんでした。

そして、それを追究すると、「さとこと結婚できるなら、北海道には帰らない。ここで暮らす。」というこれまたはっきりしない答え。(「できるならって言う前にする気はあるのか〜!?」て何度も噛み付きました)

そして、またまた言い合い。。。。。

事故のことも解決せず、彼の気持ちもわからない。
これからの二人の向かう方向もわからない。
彼と結婚したいのかどうなのか、自分でもよくわからなくなってきました。

8月末に彼が長い休暇を取って、実家に帰ることになりました。
そのときに事件(?)は起こりました。
北海道と名古屋で海を挟んでの長距離の大喧嘩をしてしまったのです。
結婚に対するお互いの考え方のズレが原因でした。

お互いに好きで同じ方向を向いているはずなのに、どうしていつもわかりあえないんだろう?その隙間はどうやって埋めたらいいんだろう?2人で考えても考えても、話しても話しても結論が出ませんでした。

そして、「しばらく離れて冷静になろう。」ということで付き合い始めてから毎日続いていたメールのやりとりを断つことになりました。「じゃあ、またね。」と言って電話を切ると、心に穴が空いてしまったようでした。

その夜は鳴ることのない携帯電話を握り締めながら、彼のことばかり考えていました。

さとこの結婚体験談1月10日



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