結婚奮闘記

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私の手を握りしめた彼が、突然、プロポーズ

◎2006年9月5日
彼が帰ってくる日です。

短く切った髪がうまくまとまらず、朝から鏡の前でいつも以上に長い時間をかけ格闘し、着ていく服にも悩み、最初のデートの時以上にドキドキしていました。きっちりと定時で仕事を終え、空港へと向かいました。

空港へ向かうあいだも、ずーっとドキドキしていました。

どんな顔をして会おうか。
会ったらまず何を言おうか。
何を言われるだろうか。
そんなことばかり考えていました。

前日の電話では、結局これからのことは話さなかったし、仲直りというか和解はしていなかったのです。なので、彼と久しぶりに顔を合わせたときも、謝らなきゃいけないような、謝ってほしいような、嬉しさよりも戸惑う気持ちが大きかったです。そんなもやもやとした気持ちのままご飯を食べ、デッキで飛行機を眺め、空港を後にしました。

そして、空港から帰る電車の中で、突然にプロポーズをされました。(どうせなら、空港でしてほしかった!と思うのは私のわがままでしょうか?)あまりに突然で、私は「はい!?」以外の言葉が浮かびませんでした。

突然のことに驚いてフリーズしている私の手を握り締めて、彼がいろいろと考えた事を話してくれました。

事故のことは弁護士と正式に話し合うことになったこと。
ご両親にちゃんと「結婚したい人がいる」という話しをしたこと。
北海道には帰らないと思うとご両親に伝えたこと。
私にも自分のご両親や故郷を見て欲しいと思っていること。
そして、ご両親も私に会いたいと言って下さっているということ。
などなど。

私が不安に思っていたことをすべてちゃんと考えて、答えを持って帰ってきてくれたのでした。

そして、改めて
「ということで、色々あったけど、これからもあると思うけど、
 2人が同じ思いなら、ずっと一緒にいよっ。結婚しよっ。」
と言ってくれたとき、私もやっと
「はい。」
と素直に答えることができました。


最初に告白をされたときと同じように、こみ上げてくる嬉しさと照れくささで、また2人ニヤニヤとしていました。しかし!これから本当の結婚奮闘記が始まるのでした。

さとこの結婚体験談1月8日



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