みかんの結婚体験談です。

スポンサーリンク



みかんちゃんのプロフィール

1978年6月生・A型・子天中殺・弟ひとり。
ダーリンは9歳年上。水瓶座・A型・巳天中殺

2003年7月。出会い
2005年 6月。入籍。挙式

2月5日 -



彼との出会いは居酒屋さん

 彼と初めて逢ったのは、居酒屋さんでした。

 飲み会好きの大学時代の友人(男の子で、彼の同僚です)が、わざわざ私の街までやって来て主催した、飲み会の席で出会ったんです。

 私はコンパや初対面の人との飲み会の席はあまり得意でないのですが、その時は知り合いの参加率が高いと聞いていたので珍しく参加したのです。確か男女5人ずつの10人のうち知らない人は彼を入れて3人だったかな。

 プチ同窓会みたいな感覚で、私は友達とかなり楽しく話をしていて、彼のコトはほとんど目に入っていませんでした。ただ、年齢の話になったとき、彼が34歳だと知りかなり驚いたのを憶えています。


 Tシャツにジーパンだったからかもしれませんが、29歳くらいに見えたのです。サバよんでるのかと思ったけど。よく考えたら年上にサバよむ人ってあまりいないですよね。

 若いなぁ〜。独身だからかなぁ〜。って素朴に驚いただけで、ビビッとも、ドキッともしなかったんです。


 二次会で彼の隣に座ることになったのですが、後から聞いた話では、これは友人の策略だったのです。彼が私のことをよく笑ういい子だねって、なんとなく友人に話したらしくって、友人が勝手に盛り上がったらしいです。

 あまり共通の話題がなくて、仕事の話をしたような気がします。はっきりいって恋愛対象になると思っていなかったので、お兄さんや会社の先輩の様な感覚でした。だから話してても私はずっと敬語で、緊張してました。

 お開きになるとき、せっかくだからって友人に携帯の番号とメールアドレスを交換させられたんですけど、私からはメールも電話もすることはないだろうなぁって思ってました。

 そしたら次の日彼から「昨日はお疲れ様」ってメールがきたので、正直びっくりしたけどふつうに当たり障りのないお返事をしました。

 でも、それから2,3日おきに「仕事どう?」とか「今日は○○なことがあったよ」
とか、たわいもないメールがきて、私もそれにお返事をして。

 しばらくすると私からもメールをするようになって・・・

 こうして私たちはメル友になりました。

2月5日 -



火星が地球に最接近した日に再会

 メールでやりとりはしていたものの私はやっぱりお兄さんとメールしている感覚でした。お互い営業職と言うこともあって、なんとなく共感出来るところも多く、アドバイスをくれたり、励ましたり、励まされたりで、メールのやりとりはとても楽しかったです。

 ただ、もともとお休みの全く合わない二人なので、会おうという話にはなかなかなりませんでした。私のなかでも、彼はまだ無理をしてまで会いたい人ではなかったし、やっぱり彼を恋愛対象とするには年が離れすぎてると思っていました。

 ただ、ちょっと興味はあったし、気になる存在ではありました。

 そんなとき、彼との出会いのきっかけを作ってくれた友人が仕事で彼の仕事場にくることになり、せっかくだから夜またみんなで集まろうか。という話になりました。彼も来ると言うことを聞き、少しうれしくなっている自分に驚いたのを憶えていま
す。

 2003年8月27日 火星が何十年かぶりに地球に最接近した日
 私たちは再会しました。

 私は仕事で少し遅れて行ったのですが、お店には行ってすぐ彼の姿が目に飛び込んできて、にっこり笑ってくれたのがすごく印象的でした。飲み会は盛り上がったし、いろんな人としゃべって、笑って、とても楽しかったです。

 彼とも、前回よりはかなりフランクに話ができました。その時、彼が映画が好きだということがわかり、映画の話で盛り上がりました。でも、最近は映画館であまり見てないという話になって・・・・

 「じゃあ、今度映画館で映画みにいこうか?」

 と、言いだしたのは・・・・
 彼ではなく、私の友人でした^^

 それじゃあ、ということでその場で日にちが決まって、(今思うとよくスケジュールが合ったものです)2週間後、私たちはなぜか3人で映画を見に行くことになりました。

2月5日 -



友達も一緒に彼と映画鑑賞

 映画に行く日は彼と友人はお休みの日なので、私の仕事が終わりしだい連絡するということになりました。

 3人はちょっと、いや、かなり不自然だろうとおもって、私の職場の後輩(彼も友人も面識あり)を誘って、結局4人で映画に行くことに。

 当日、私は仕事がうまくいかず、予定よりちょっと遅れていまいました。そのため、当初予定していた映画に間に合わなくなっちゃって、その時間から観られるのは「踊る大捜査線2」だけでした。実は、私は一度観ていたのですが、他の3人は観ていないとのことだったので、それに決めました。

 時間の関係で先にみんなで食事をしてから映画をを観ました。

 彼の隣に座って観たんですが、2回目ということと、変な緊張と、その日の仕事がかなりハードだったこと、そして、そして、お腹がいっぱいなのががかさなって、なんと、なんと映画観ながらうとうとしてしまったのです。

 かなり必死で意識を保とうとしたのですが、ふぅ〜っと遠のいていってしまうんです。みんな映画に夢中だから気がつかないかなぁなんて思っていましたが、彼はしっかり気がついていたようで、必死に起きていようとする様子が印象的だったよって言ってました。

 映画の後は時間も遅くなっていたので解散となりました。私はとにかく眠くて、今度はいつ会うコトになるのかも、何も約束をしないまま別れてしまいました。

 でも、次の日。
「今度は仕事が忙しくないときに、ゆっくり食事でも行こうね。出来れば2人で」って彼がメールをくれました。

 彼がどういうつもりで誘ってくれてるのか、まだよくわからなくて、自分の気持ちもわからなくて、でも、考えてたってわからないから、えいっ!!って「そうですね。ぜひ誘ってくださいね」ってメールを返しました。

 ホント、今考えるとどうしてこんなに予定が合ったのか不思議なんですが、彼が昼休み「今日は早く終わりそう」ってメールくれた日、私も早く帰れそうで、映画からすぐ私達は2人で食事に行きました。

 彼は、どこに行くかかなり迷ったらしいです(笑)。もともと地元の人じゃないから、すごい困ったそうで、「どこ行きたい?」って何度も聞かれたので、私の行きたいイタリアンのお店をリクエストしてそこに行きました。

 なんか、すごいハイテンションで、会社のこと、友達のこと、家族のこといっぱいお話しました。彼は終始微笑んで聞いててくれました。

 食事も美味しくて、すごく楽しくて。
 「またね」ってお別れして。その「またね」が嬉しくって。

 でも、やっぱり彼は年上の男性で、どう思ってるのかわからなくて、自分の気持ちもわからなくて。

 なんだか、もやもやした気持ちでした。

2月5日 -



恋人のはじまり

 彼とお付き合いが始まった日です。

 一緒に食事に行って、なんだかもやもやしていたのは私だけではなかったようで。次の日彼からメールが来ました。

 「とても楽しかったよ。一緒にいるととても楽しいけど、34歳の男性はどう写ってるのかな?」

 うーんって考えちゃいました。
 どう・・・・って。やっぱりよくわかりませんでした。
 それに、それはこっちが聞きたいことでした。
 だから、質問返ししちゃいました。

 「34歳の男性には25歳の女性はどう写ってますか?」

 すると、「とても魅力的ですよ」って、メールが帰ってきて。

 うれしかったけど、なんだか素直に喜べなくて。
 「赤面するのでやめてくださーい。おやすみなさい」
 って、一方的にメールを終了しちゃいました。

 それから何日かたって、彼に食事に誘われました。
 「赤面する顔が見たいから」って。

 なんとなく展開が読めたので、実は行くかどうか悩みました。
 自分の気持ちがまだよくわかっていなかったから。

 でも、私は彼と食事に出かけました。
 私の仕事が終わるのを待ってくれていて、そのまま小さなレストランへ
 (今思うと、彼はお仕事をそうやって片付けてたのでしょう?)

 楽しく食事をして、それから少しドライブ。

 なんとなく会話が途切れたころ

 「付き合ってくれないかな?」

 と彼。

 「・・・・・・・・・・」

 沈黙してしまった私。

 「休みも会わないし、いろいろあるし、でも、二人でいたい。時間はどうにでもなるよ」

 彼はそういいました。

 「・・・・・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・・・・・」

 考えさせてくださいって言おうかなーと思ったんだけど。
 プロポーズされてるわけじゃないしなーと思っていたら。
 私の口は勝手に動き出し
 「はい。あらためましてよろしくお願いします。」
 と、言っていました。

 もちろんほんとに勝手に口が動いたわけじゃないんですけど。

 彼のことが大好きー!!って感覚ではありませんでした。
 でも、惹かれてる。それは本当でした。

 そういえば彼もそのときは、「好きだよ」とか言ってくれなかったなぁ。

 その言葉はあとからおねだりして言ってもらうことになるのです^^

2月5日 -



初めてのデート

 彼とお付き合いするようになったものの、いまいち実感のなかった私。
 でも、彼はすごくマメで、毎日メールをくれて、電話をくれて。
 想われてるって安心感はとても心地いいものでした。
 彼の優しさにふれ、ああ。私も好きなんだなぁって想うのに、時間はかかりませんでした。

 でも、やっぱりなかなか逢えないんですよね。今もそうですけど。

 彼は車のディーラーさんで、土日はお仕事。帰宅時間も遅いです。
 平日、お休みがあっても、いつお客さんから電話があるかわかりません。

 私は、金融機関に勤めているので、お休みはカレンダーどおり。
 しかも営業をしてるので、定時退社ができなくて、平日彼がお休みの日も、帰りが遅くなってしまって、なかなか逢えませんでした。

 でも、15分とか、30分とか、夜時間を見つけては彼が会いに来てくれました。たった。15分だけど、幸せな15分でした。だけど、夜しか逢えないんですよね。しょうがないんだけど。少しさみしかったです。

 私がお日様の下の彼を見たのは、お付き合いしだして1ヶ月後、10月18日、私の町の秋祭りの日です。お祭りということで、私も彼もお仕事がお休みになり、二人でお祭り見物に行きました。

 今もそうなんですけど、私は彼とお出かけする日はすごい早起き出来るんです。その日も、すごく早く目が覚めてしまいました。あれこれ悩んで着替えをして、メイクもばっちりして、お迎えが来るのをワクワクして待っていました。

 午前中から彼とお出かけ、うれしかったですね。
 お祭りなので町は人がいっぱいで、出店もいっぱい出ていて、ただでさえ、心ウキウキなのに、彼と手を繋いであるけることで、ウキウキは2倍にも3倍にもなっていました。

 お昼はお祭りの町から少し離れて2人でランチをし、夕方、お祭りのクライマックスを見に戻りました。

 そこで、うちの両親と彼は初対面することになっちゃうのです。

 お祭りの最後は神社で行われるのですが、狭い境内に人・人・人・・・・・・
 でも、地域の人みんなが集まってくる訳だから、知り合いにあう確率は自然と高くなります。

 同級生やら、学校の先生やらいろんな人に会いました。

 そして、お祭りを見に来ていた両親や親戚のおばちゃんにも、ばったりあってしまいました・・・・・

 私と彼がお付き合いしていることはすでに知っていたのですが、こういう形で対面することになるとは両者思っていなかったようで、彼も、両親も緊張して挨拶してました。

 「はじめまして、お世話になってます」って。

 私としては彼を紹介することが出来て、ホッとしました。
 心配性の父と母、お付き合いしているのが9歳年上の男性ということを知って
かなり、心配していたのです。でも、実際会うと、すごく若く見えるし、いい人だってコトがわかってもらえると思ったのです。

 実際、両親の彼への印象は悪くはなかったようですが、両親の子への心配というのはつきることを知らないようです。今後、私はそのことを嫌と言うほど実感することになります。

2月5日 -



初クリスマス〜2度目の一日デート

なかなか「好き」って言ってくれなかった彼。
そんな彼がちゃんと「好き」って言ってくれたのは、初めてのクリスマスでした。

23日は天皇誕生日で祝日。
私はもちろんお休みで、なんと彼もお休み♪
2度目の一日デートです。

おめかしして、クリスマスムードいっぱいの街を歩くのは、ホントにホントに嬉しかったです。

プレゼントは彼からは指輪を。
私からは・・・・ケータイストラップとセーターを。

彼はこだわりやさんなので、指輪を選ぶの、すごく真剣に選んでくれて、というか、わたしよりかなりこだわってました。最終的に選んだのが結構、高価なものになったので、私は、「いいのかな?いいのな?」って何度も聞いてました。

「いいんだよ。」ってそのたび言ってくれた彼。
嬉しかったなぁ〜。


23日はプレゼントを買って、イルミネーションをはしごして見て回って、プレゼントの交換はイブにしよう。ってことで、それぞれ持って帰って。


イブは彼はお休みだったのですが私は仕事でした、
でも、やっぱりイブなので、そんなに遅くならずにすみました。
ケーキを買って、チキンも買って、彼の部屋で二人だけのクリスマス。


仕事が終わって彼の部屋に行くと、なぜか電気が消えているのです。
不思議に思ったけど、チャイムを鳴らすと出てきてくれて、にこにこしてる彼
「なんで、電気消してるの?」という私
「まぁ、まぁ」と言いながら案内してくれた部屋は、キレイにライトアップされてました。

びっくり!!

壁がピカピカ光ってました(笑)

そんなロマンチックなお部屋でのクリスマス。
チキン食べて、ケーキ食べて、プレゼント交換。
ぎゅ〜ってしてくれて、ちゃんと「好き」っていってくれました。

ホントにロマンチック。


でも、ちょっと考えさせられる出来事もありました。

プレゼントの指輪、私はもらてすぐつけたんです・・・右手に。
無意識にだったんですけど・・・
私の中で、左手の薬指はホントに特別な指輪をするところだと思っていたのも手伝ったと思います。
まだ、彼とはそこまで考えられなかったのです。


彼に「右手にするのかぁ〜左手にしてほしいかも」と言われて
「はっ!」として、でも、なんて言っていいかわからなくて黙っていると。

彼    「左手は本物のためにとっておく?」
みかん  「ん・・・・」
彼    「そうかぁ〜。じゃあ予約しておこう」
みかん  「えっ?」
彼    「予約したいな。いつか本物を送れるように」
みかん  「・・・・・・・・」


すぐに答えられなかった私。
なんだか空気が重くなっちゃったのですが、すぐに彼が、「まだ、ちょっと早かったなぁ〜」といって、違う話をしてくれて、私もなにも無かったようにまたケーキに手を伸ばして、「太るよ〜」って笑われて。

それから、彼は結婚の話は全くしなくなりました。


その時彼は34才、年が明けると35才。
色々想うことがあったと思います。
私も、感じてはいました。
彼が真剣に私を思ってくれているコトはすごく嬉しかったです。
でも、まだ、気持ちが追いついていけなかった。
まだ、私には重い話でした。

そんな私の気持ちに彼は気がついてくれました。
そして、私の気持ちが追いつくのを待っていてくれました。

2月5日 -



プロポーズ

彼とのお付き合いは、なかなか逢えなかったけど、大事にされてると実感でき、幸せでした。

時々、イブの夜の出来事。彼の年齢。彼の仕事。彼とのお付き合いにあまりいい顔をしない両親のコト。いろんなことをぐるぐる、ぐるぐる考えてしまって不案になって、ももカフェ相談室のお世話にもなりました^^

彼のことは大好きで、いつか。とは思っていていました。
ただ、それは抽象的な「いつか」で、彼の「いつか」とずれているような気がしてて、不安だったのです。

でも、彼を愛おしいと思う気持ちは、一日、一日大きくなって行きました。
なかなか逢えない分、逢えたとき嬉しくて。
ちょっぴり弱いところも全部見せてくれる彼に、私も安心して甘えていいんだなって思えました。そして、彼はいつも私を受け入れてくれました。

2004年5月4日ゴールデンウィークで、二人の休みが重なって、かなり久しぶりのお出かけで、たっぷりデートを楽しんだ帰り道、るんるん気分の私に、いきなり、(本当にいきなり)彼はプロポーズしてくれました。


プロポーズの言葉は・・・・

内緒でお願いします。(*^−^*)


とにかくびっくりしました(笑)
この頃には私の「いつか」と彼の「いつか」のずれはなくなっていたと思いますが。

まさかその日に、しかもあんなかたちでプロポーズされるとは思っていなかったので。あんまり、というか全然ロマンチックじゃなかったけど、嬉しくって、ふわふわした気持ちで、


「うん、いいよぉ」
って答えました。


二人の気持ちは、同じ未来に向かって真っ直ぐ進み始めていました。
幸せいっぱいの道のりになると思っていました。
でも、すぐに足踏みさせられることになってしまうのです。

原因は私の両親。

挨拶に来たいと言う彼の申し出を、なかなか承諾してくれなかったのです。
もともと、年上の彼と付き合うことにいい顔をしなかった両親、彼との年齢差や、営業という仕事など両親としては不安要素が多すぎたようで、特に母が思った以上に反対をしたのです。

長女で第一子である私の結婚に母としてはいろいろ夢もあったようです。
何より私の幸せを心から願ってくれる両親の想いは痛いほど感じました。
何度も、お願いをしたし、話し合おうともしたけれど、家族だからこそなのでしょうか、うまく話が出来なくて、感情的になってしまい、話は平行線。

彼も、両親もどちらも大切で、かけがえがなくて、選ぶコトなんてどうしても出来なくて。

どうしていいかわからないでいました。

2月5日 -



両親に彼が挨拶

プロポーズから1ヶ月たっても、両親はまだ私達の話を聞いてくれようとはしませんでした。
たくさん泣いて、不安になって、両親ともなんどもぶつかりました。
きっと彼も不安だったに違いないのに、不安で弱くなった私をいつも支えてくれました。

そして、誕生日には婚約指輪をサプライズでもらいました。
とってもうれしいびっくりプレゼントでした。

元祖婚約指輪って感じの立てツメのぴっかぴかのダイヤが輝いてる指輪。

うれしくて最高に幸せな誕生日でした。
興奮して日記書いたの覚えてます。

両親とは、本当に何度もぶつかって何度も泣いて、日記で、たくさん弱音を吐いたけど、ももカフェでたくさんの勇気と元気をもらいました。

そして、両親のココロの雪を少しずつ溶かすことが出来て、7月11日やっと私達の話を聞いてくれることになりました。

仕事を早く切り上げて、緊張した面持ちでやって来た彼。
何度か家にはきたことがありましたが、あのときが一番緊張したそうです。
私達二人の想いを一生懸命伝えてくれました。

両親は黙って話を聞いてくれ、なぜ不安に思うのか、彼の年齢、仕事、私の性格などゆっくり、静かに話してくれました。
そして、それをきちんと覚悟できるのなら、もう何も言わないといってくれました。


少しずつ、結婚が具体的に進みだした日でした。

2月5日 -



祝福してくれない母

彼が両親に話をしてくれて、一安心なんて思っていたけれど、その後も、母とは何度も、もめました。今は笑って振り返得ることができるけど、そのころはかなり悩んでいました。

どうしてお母さんは祝福してくれないの?って

でも、母は私のことが心配でしょうがないんです、そして寂しいみたいです。
私のことを誰よりも近くで見つめ、愛してくれた母。
「幸せになってほしい」という強い想いが、手元を離れる「寂しさ」が、そんな複雑な想いがかさなっていたのだと想います。

つらくって、悲しくって、いっぱい泣いて、そのたびに彼やももカフェのみんなに暖かく支えてもらいました。

そんな彼が、いつも私を支えてくれる彼が、仕事の面で壁にぶつかりました。
とても悩んで、弱っていた彼。
なのに、私は、うろたえてしまいました。どうしていいかわからずに、彼を支えてあげることもできず、ただ、うろたえてしまいました。


でも、ももさんとももカフェのおかげで、きちんと彼と、そして自分自身と向き合うことができました。

二人で支え合うこと、一緒に歩いていくことがどういうことのかっていうことを考えることができました。


見えない未来に不安になるのはもったいないなって思いました。
今をしっかり歩かないとなーって。

ももカフェの存在がなかったら
もしかしたら、今の私たちはいなかったかもしれないなぁと思います。

2月5日 -



彼のご両親とご先祖様に、結婚のご報告

彼が私の両親に挨拶に来てくれてから約一ヶ月たってから、やっと、彼のご両親にご挨拶に行くことができました。

本当はすぐ、ご挨拶に行かないといけないのに、お休みのあわない私達・・・・
車で3時間の距離なのに、なかなか予定が合わず、結局、お盆休みまでのびのびになってしまいました。

ひーくんの実家ではお盆の15日に盛大な花火大会があるということで、せっかく来るのだからぜひ、花火を見て泊まっていってください。という、お誘いをうけ、最初は、いきなりのお泊りに迷いましたが、ウチの母様のOKが、思っていたよりあっさり出たので、お言葉に甘えることにしました。


彼のご両親には、以前チラッと(本当に挨拶程度)お会いしたことがあっただけなので、彼のおうちに向かうあいだ、緊張して、固まっていました。
彼は・・・楽しそうでした。そんな彼を横目に見ながら、3時間。


海と山のきれいな、港町に到着。
彼のおうちも、海からすぐ近くでした。
玄関で、まずひとしきりご挨拶して。


居間に通していただいて、お茶やらスイカやらようかんやら、次から次へといろんなものを出していただいて、あたふたしているうちに、義父さんのほうから、
「わざわざきてくれて、ありがとう。これからよろしくね」
といってくださって。私もあわてて「よろしくお願いします。」といったら。
義母さんが「○○の写真みるー?」とアルバムを持ってきてくださって。


ごあいさつは・・・?終わり?いいの?と、思いつつ。
後はみんなで、写真をみながらお話しました。
小さな彼がかわいすぎて、笑ってしまいました。
ご両親のお気遣いで、緊張もとけ、楽しくお話できました。

夜の花火も、「二人で行っておいで」といってくださって。
彼と二人、夜空に咲く大輪の花火を堪能しました。

次の日は、お盆ということで、お墓参りに一緒に行かせてもらって、彼のご先祖様にも、結婚のご報告をしました。

それから、お土産をいただいて。「また、来てね。」と言って頂いて。
家路に着きました。

車に乗ったとたん、どーぉーっと疲れ
お家に帰ったとたん、どどどどどぉーっと疲れましたが。

ちゃんと、どちらの両親にも挨拶できて、
けじめがつけられたことで、結婚がどんどん具体的になってきたのでした。

2月5日 -



結婚式へのこだわり

両方の両親に挨拶がすみ、本格的に結婚に向けて準備がはじまりました。
イベント好き、企画好きの私は、わくわく。
実は、どんな結婚式にしようかなぁーとかなり前から妄想していました。
いわゆる一般の披露宴王道みたいなのではなく、サプライズ満載のアットホームで楽しいものにしたい。とずっと思っていました。

まずは、情報雑誌で下調べ&資料請求。
ウエディング専用式場からホテル・レストランなどなど、6件くらい集めました。
どんどん妄想は膨らみます。

彼は、というと、形式ばったことが苦手で、
挙式、披露宴にはちょっと逃げ腰でした。

なんなら、ハネムーンこみで海外挙式でいいじゃない?というのが最初の考え。彼の気持ちは知っていましたが、長年の夢をそう簡単にあきらめるわけにはいかず資料をみせ、こんなんはどうかなぁ?こんなこともできるんだってー!これいいよねー?と、どんどん洗脳。

めでたく、洗脳は成功し、彼も乗り気なんり、もともと、こだわり屋気質の彼は、そのうち、私よりこだわりだして、プランナーさんを困らせることになしました。

私には、憧れの式場がありました。白い洋館を一軒丸ごと貸切で行う、ガーデン&ハウスウエディングのできるところ。

芝生のお庭がすごくすごく可愛らしいところ。
式もパーティーも手作りできるというところ。

大学時代の憧れの先輩カップルが式を挙げたところで、招待されて参列した私は、そのとき、私もここで結婚式をする!と決意していました。

もちろん一番に資料請求して、ますます恋心は膨らみました。
ただ、何度も書いちゃいますが、どうにもこうにもお休みのあわない私たち、式場もなかなか見に行くことができませんでした。

実際に式場を見に行くことができたのは
両家顔合わせをした10月になってしまうのでした。

2月5日 -



両家の顔合わせ

10月3日、どきどきの両家顔合わせが実現しました。
何をするにもスケジュールをあわせるのが大変な私たち。
顔合わせも、ぎりぎりまで都合をあわに四苦八苦しました。
(大安がよい。と譲らないうちの母に、振り回されもしたし・・・)

さらに、この年、愛媛は台風の被害に見舞われ、とくに、私の住んでいる街の被害は甚大でした。
顔合わせも、どうなることかと心配しましたが、なんとか都合をつけ、彼のご両親がこちらに出向いてきてくれることになったのでした。

当日、私はお着物を着せてもらって、父も、母も、弟も、朝から緊張してすごい早くからスタンバイしてました。予定時間が近づくにつれ緊張もおおきくなってきたところにチャイムの音!!でも、予定時よりまだ早い・・・。荷物を配達にきた宅配屋さんのお兄さんでした(笑)
スーツのおじさんに、着物姿の私。お兄さんは何事かと思ったはずです。
私も、こけそうになりました。

でも、それでかえって肩の力が抜けてよかったのかもしれません。
時間どおりにやってきた、彼とご両親を穏やかな気持ちでお迎えできました。
玄関でひとしきりご挨拶合戦をして、座敷でお茶とお菓子で歓談後、私のおばあちゃんと弟も一緒に食事に行きました。

我が家でおもてなししても良かったのですが、かえってどちらも気を使ってしまうかも知れないとおもい、外での食事にしました。

お料理がおいしかったことと、朗らかな弟のおかげで終始和やかに進み、彼のご両親も、私の両親も喜んでくれて、ホントに良かったです。

彼のご両親をお見送りした後、めったにない二人一緒貴重な休みを、有効に使うため、あわただしかったけど、私は着物を、彼はスーツを脱いで、式場を見学に行きました。

憧れの式場、リフォームされてて、綺麗で、しかも広々としていました。
少し狭いかも・・・。というのがネックだったので。それもクリア。
そして、何より対応してくれた、プランナーの女性の笑顔と接客態度が◎だったので。他を見ずにほとんど即決してしまいました。

彼がものすごく気に入ってくれたのが、私の狙い通りでうれしかったですね。

2月5日 -



『新居』決定

結婚式の準備と平行して進めなくちゃいけないのが新生活の準備。
この平行作業が結構大変でした。
結婚式まで、何かにつけて比較検討。比較検討。を繰り返しました。

余裕を持って進めよう!という事で、まず手をつけたのが『新居』選びでした。
『新居』がきまらないことには家具も決められないし、やっぱりじっくり選びたかったから。

顔合わせをした直後の10月頭ぐらいから、不動産屋さんを覗いて、まずは、資料をもらうだけ、もらいました。で、この街の家賃の相場とか研究して間取りはどんなのがいいかとか、場所はどのあたりがいいかとか、希望を具体的にしていきました。

で、私たち二人が上げた希望が、

*家賃は安く!
*駐車場が2台確保できるところ(これは絶対条件)
*収納が多く、使い勝手が良いところ
*お隣と接する面がなるべく少ないところ
*なるべく、みかん実家に近いところ
*できれば2階の2LDK
*和室があればなおよし
*対面キッチンだともっとよし

わがままですねー。さすがに全部の希望をかなえるのはムリでした。
田舎なので、家賃はたぶんそんなに高くないのだと思います。が、物件自体がそんなに多くないので、なかなか、希望に沿ったところは見つからなかったです。

11月になってからは、予定していた地区より少し範囲を広めて物件を探してもらいました。

彼とはお休みが会わないので、不動産屋さんに行くのはもっぱら私一人でした。本当は実際、いろんな物件を見て回りたかったのですが、時間がとれないし、一人で見ても決められないので、間取り図をもらって帰って、家族や、彼とじっくり検討。

今思うとこれが良かったのかな。と思います。冷静に物件同士を比較できました。それでも、やっぱり最終的には実際に物件を見てみないことには決められないので、11月末には、彼と、両親に時間を作ってもらって、候補の物件を見て回りました。

よさそうなところはそのとき、不動産屋さんに仮という形で押えてもらいました。そして、12月19日、もう一度物件を見せてもらって『新居』決定いたいしました。

実家からは少し遠くなって、2階は開いていなかったので1階になっちゃったけど、南向きの小さなお庭がついていて、対面キッチンで、和室もある2LDKで(でも狭いけど)、お隣と接するところは一部屋しかなく、しかも前面押入れなので音が響かないというなかなか、良いところを見つけることができました。

結婚式は6月ですから、それまでは彼一人が住むことになり、1月8日に新居を引き渡してもらい、1月19日にはとりあえず彼だけお引越ししました。

でも、家具も家電もまだ決まっていなくて、広い部屋に一人は寂しかったらしいです。

2月5日 -



結婚式の準備

新居が決まり、漠然としていたものがどんどん具体的になっていきました。

色々なことをじっくり悩んで、検討して決めていくところは二人とも同じだったので、いっぱい、議論はしたけど、もめごとはおきませんでした。

私が、漠然と希望やら、理想やらを語って、それを具体的にするにはどうすればいいか彼が下調べしてくれる、という、役割分担みたいなものが自然とできたのも良かったのかもしれません。

平行して進めていた、新居の準備と式の準備も、新居関係の、家具・家電については彼と私が6対4。反対に、式の準備は4対6で私が少しだけがんばりました。(式の主役は花嫁ってことで)

もともと式にはなみなみならぬこだわりがあったので、今思うとよくあれだけがんばったなー。とわれながら関心です。

手作りの式にしたかったのと、もともと創作活動は好きなのでいろんな物を手作りしました。

招待状には全員に手作りメッセージカードに一言メッセージを添え、席札には二人の小さいときの写真をのせて、お礼のメッセージを書き、新居のご案内もパソコンでがんばりました。

一番がんばったのはウェルカムベアーですね、思ったより大きなくまさんで、11月ごろからちくちくがんばりました。

結構余裕をもって準備をすすめたつもりでしたが、がんらいの欲張りやのため、あれも、これも、こんなこともできるかもーと、どんどん欲望は膨らんで、常にいっぱいいっぱいでした(笑)

3月24日に見積もりをもらい、金額に目が飛び出そうになりつつも、一生に一度だぁー!と清水から飛び降りる覚悟をし、何とか宛名書きも自分達で終えて、3月28日には招待状を投函。

後は、細かい、細かい打ち合わせをゴールデンウィークの2日間で終わらせることとなりました。

2月5日 -



ガーデンハウスウエディング

ゴールデンウィークまでは本当に大忙しでした。
あと、引き出物を個人個人で違う物を用意したのでカタログとにらめっこ。
でも、家族がいる人、独身のひと、年配の親族などなど出席者に合わせて、プレゼント感覚で選ぶのは楽しかったです。

最終打ち合わせでは、テーブルクロスの色から始まり、飾るお花一本いたるまですごーく細かく打ち合わせしました。どんどん、どんどん決めていかないと、いくら時間があっても足りないかんじ。終わったとは頭がぼぉぉぉっとしてました。

参列していただいた方から、後々言われて嬉しかった言葉が
「新鮮な結婚式ですごくよかったよ〜」です。

今流行の、ガーデンハウスウエディングだったのですが、田舎ということもあり、実際に出席した事のある方は少なかったようです。

えっへへ。狙い通り♪ととってもうれしかったです。



プログラムはこんな感じです。

お庭での人前式

 新郎新婦入場 
   (二人一緒に手をつないで入場。フラワーボーイを
    彼の甥っ子ちゃん2人にお願いしました。)

 参列者の方を向いて、二人そろって誓いの言葉を述べる

 指輪の交換 誓いのキス

   青空の下かなりフランクな「式」だったけど堅苦しくなくて好評でした。

 集合写真 (お庭で参列者全員でパチリ)

 バルーンリリース (ぜひやりたかったから・・・
             お天気になれぇーとお願いしていました。)

 新郎新婦退場


ハウスの中でのパーティー

 新郎新婦入場

 ウェルカムスピーチ (まず私達二人から今日いていただいたお礼を一言)

 乾杯 (あまり堅苦しくしたくなかったので、
      出会いを作ってくれた友人にお願いしました。)

 会食(イタリアンのビュッフェスタイルなので
     お好きな物を召し上がっていただけ好評でした)

 サプライズスピーチ
    (友人に本当にいきなり一言スピーチをお願いしました。
     新郎新婦にいきなりマイクを渡されるという、
     かなりのサプライズぶりに、友人・親族達はかなり驚いていました。
     私達は生(?)の声が聞けてかなり楽しかったです。
     でも友人には後ではんそく〜と言われました)

 ケーキデコレーション・ケーキカット
    (スポンジにプロのパテシエが目の前でクリームを塗ってくれるもの
     その後、果物は参列者の皆さんで飾り付けてもらいました。
     かなり個性的なウエディングケーキになりました)

 ブーケプルズ 本物もブーケをその場でプレゼント。
     あたった後輩はおお喜びしてくれました。

 お色直しのため退場
   (お色直しの間、新郎新婦の生い立ちからの写真を集めたスクリーンを上映
   最後に両親へのメッセージをそえ、会場の涙を誘いました(笑)
   写真を選ぶのがすごーーーーーーく大変だったけど。
   これが一番評判がよかったので
   記念にもなるし、やってよかったなと思います。
   お色直しの退場中に上映するので、
   両親へのメッセージもテレることなくって素直な気持ちが伝えられました。)

 カラードレスにお色直ししてさいど入場

 ドラジェでプレゼント

 キャンドルサービスの代わりに一人一人にシャンパンサービス

 各テーブルでの写真撮影

 両親へプレゼント

 新郎お礼の挨拶

 で、御ひらき。 

あくまで、私達が出席者の皆さんをおもてなししたいという姿勢を貫きたかったので、常に席を立ってテーブルを回ってました。おかげで出席してくださった方とたくさんお話ができて楽しかったです。

2月4日 -



花嫁の手紙

式当日の朝、いつものように自分のベッドで目覚め
当たり前の様に、母の作った朝食を食べ
なんだか今からお嫁にいく。という実感はあまりありませんでした。
ううん。意識して、意識しないようにしていました。
がんばって、「いつもと同じ」にしていました。

いつも、にぎやかだった我が家。
嫁ぐ日も、いつもと同じ。
わいわいとにぎやかで、最後までばたばたと準備をし
最後にと家族4人で記念撮影をしたのですが
そのときも、カメラの調子が悪かったり、ポーズが気に入らない!と
言い出す人がいたりで、大騒ぎ。
それが、我が家らしいなー。と思いました。

彼が迎えに来てくれて、スーツケースをもって出発する時も、
なんだか、ただ、ちょっと旅行に行く。そんな感じでした。

きちんとした挨拶をしたら、出発できなくなりそうだったんです。

だから、元気に笑顔で「行ってきます」といって出てきました。

式でも、「花嫁の手紙」は読みませんでした。
絶対泣いてしまうのがわかっていたから。
パーティーは笑顔で締めくくりたい、という、私の強い希望でした。
両親へのメッセージは、お色直しの間に流した、スライドの中に盛り込みました。

スライドには彼と私の生まれてから、出会い、結婚までの写真を使ったのですが
写真選びは本当に大変でした。
みかん父は本当にたくさんの写真を残してくれていて
生まれてから3歳までのアルバムが3冊
その後は、整理されていなくて(笑)写真とネガが
なんと、段ボール箱2箱くらいありました。

選びながら、ああぁーこんなこともあったね。
これどこそこに行ったときだね。楽しかったね。
と、色々なことを思い出しました。

そして、本当に愛情深く育ててもらったのだと実感しました。
たくさんの愛をありがとう。という、感謝の気持ちでいっぱいでした。

パーティーでは、親族や友人に囲まれ
カメラを向けられ、祝福の言葉をもらい
終始、ふわふわしたピンク色の雲の中にいるような
今まで体験したことのない、幸せな時間を過ごしました。

本当に楽しかった。

パーティーでは、招待客に楽しんでもらう。おもてなししたい。
という気持ちが強かったので。
みんなが、ちゃんとお料理を楽しんでくれているか
プレゼントがいきわたっているかなど
プランナーさんに確認したりもしちゃったけど。

そのかいあって、和やかなパーティーになったと思います。

すべての人に感謝の気持ちでいっぱいだったので
少しでも、その気持ちを伝えられたかな。と思っています。

最近は、式は挙げても、披露宴やパーティーはしない人も増えているそうですし
私達も、海外挙式だけ、というのも一時考えました。
でも、自己満足かもしれないけど、
私は、式とパーティーをしてよかったと心から思います。

本当に楽しかったし。
自分達のお世話になっている人、みんなに
こうやって感謝の気持ちを伝えることができる機会って
あるようでなかなか無いことだな、と思うので。

私はあと3回くらいしてもいいかなーという心境なのですが
彼は、準備が思いのほか大変だったのと、緊張したのとで
もう、かんべんしてほしいそうです(笑)

2月4日 -



Link

結婚奮闘記

スポンサーリンク


xml